国家一般職はやめとけと言われる理由は5つ!負け組だからやめとけ?

「国家一般職はやめとけ」という理由は?

たまみ

「試験勉強が大変」などの一面的な理由です

「国家一般職はやめとけ」と言われて、その理由が気になったあなた。

なぜ やめとけと言われるのか、理由に納得して国家一般職を目指したいですよね。実は、その理由はどれも一面的なものばかりであって、やめとけに対する対処法などがあったんです。

国家一般職はやめとけの理由と反論のまとめ
①試験勉強が大変は、予備校で効率化
②落ちたらどうするかは、併願先を同時に対策する
③年収が高くないについては、民間平均よりも高い
④残業が多いについては、ホワイト官庁を選ぶ
⑤人事異動や転勤があるについては、転勤範囲が狭い官庁を選ぶ

さらに、”負け組だからやめとけ”という意見は完全な偏見や言いがかりでした。そのため、あなたの価値観を軸に考えればよいもので、そもそも負け組でもなんでもありません。

たまみ

一般職は国家公務員の中でも一番人気があって、選べる職種が豊富なんですよ

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目次

国家一般職はやめとけと言われる5つの理由

国家一般職はやめとけの5つの理由

調査したところ、「国家一般職はやめとけ」と言われる理由は大きく5つありました。

結論、事実には間違いありませんが、一面的であって一部の事実を取り上げているように感じられました。

以降に、やめとけと言われる理由を詳しく解説していきます。

理由①:試験勉強に1,500時間必要なので大変

国家一般職に限ったことではありませんが、公務員は試験勉強が大変だからやめとけと言われているようです。

というのも、国家一般職の勉強試験は独学だと約1,500時間必要であるため、民間就職の場合と比べて試験勉強に費やす時間が大幅に必要となるのです。

そのため、国家一般職を含む公務員試験を敬遠する一部の人たちが、以下の理由②~⑤と絡めて「国家一般職はやめとけ」と言っているのです。

それほどの時間をかけてやる価値が国家一般職にあるのか?ということですね

理由②:試験に落ちると民間の就職が厳しい

国家一般職の試験に落ちると民間への就職が厳しくなるので、やめとけと言われています。なぜ試験に落ちると就職が厳しくなるのでしょうか?

その理由は、民間企業の内定・内々定出しが、公務員の内定日よりも数か月以上も早く始まることなのです。

下の図は民間企業の内定・内々定出しの開始日をグラフで表したものです。こちらを見ると、卒業年度の4月ごろがピークで徐々に減っていくのが分かります。

引用:2024 年卒採用 内定動向調査 – 株式会社ディスコ

一方で、国家一般職の内々定は8月中旬、内定日は10月頭(2023年度は10/1)となっています。上のグラフでは、内々定も含みますから、民間企業の内々定が4月ピークと見積もっても、国家一般職の内々定とは数カ月もの差があるのです。

もしも国家一般職に受からなかった場合に就活に取り掛かるとなると、大幅に出遅れてしまいます。そのため「国家一般職はやめとけ」という声が上がったのでしょう。

万が一、落ちた場合は大変そうですね

理由③:年収がそんなに高くない

国会一般職はやめとけの理由③年収がそんなに高くない

国家一般職は年収が高くないからやめとけと言う声があります。公務員は給与が高く安定したイメージを持つ方も多いはずですが、やめとけと言うほどなのでしょうか?

おそらく、大企業の年収と比較した場合ではないでしょうか。そこで国家一般職と大企業(資本金1~10億円、10億円以上の会社)に勤める会社員の平均年収で比べてみました。

平均年収
国家一般職 ※1681万円 ※3
資本金10億円以上の会社員 ※2648万円
うち男性756万円
うち女性398万円
資本金1~10億円の会社員 ※2473万円
うち男性578万円
うち女性309万円
一般職と民間(大企業)の平均給与

※1:令和4年国家公務員給与等実態調査の結果(人事院)、※2:令和4年分民間給与実態統計調査(国税庁)※3:国家一般職のボーナス額(期末手当・勤勉手当)を簡易的にに算出する方法として「平均給与月額×4.5カ月」でもとめています。

資本金10億円以上の規模の株式会社になってくると、平均年収が648万円でそのうち男性だけで見ると756万円となっていました。そのため、一般職の681万円と大企業の男性平均756万円とで比べてしまうと、年収がそこまで高くないとなるかもしれません。

ただし、人事院から公開されている「国家一般職の平均給与月額」には残業手当(超過勤手当)が含まれていないため、国家一般職の年収はもっと高い金額になると想定されます。

やめとけと言うほど悲観しなくて良さそう

理由④:残業が多すぎてブラック

やめとけの理由④は残業が多すぎてブラック

次は、残業が多すぎてブラックだからやめとけ!という意見についてです。結論から言うと、残業が多いのは本省の場合がほとんどです。

ではまず、国家公務員と民間企業の残業時間を比較してみます。一般職と総合職の個別の情報がないため、総合職も含まれています。

スクロールできます
月の残業時間年の残業時間
国家公務員 ※117.8 時間213時間
民間企業(パートタイム除く)※213.9 時間166時間
国家公務員と民間企業の平均残業時間

※1 引用:人事院 令和3年国家公務員給与等実態調査 ※2 引用:厚生労働省 毎月勤労統計調査 令和5年12月分結果確報。年の残業時間平均は月の残業時間平均から算出。

このように、国家公務員の月の残業17.8時間が一番多く、民間企業の残業時間は13.9時間でした。1カ月当たり4時間の差なので国家公務員全体で見ると、残業時間が多い印象はありません。

国家公務員全体だと平均残業時間はそこまで多くない!

次に、本省勤務か本省以外(地方出先機関)で比較すると、明らかに本省の残業時間が多いことが分かります。残業が多すぎて過酷だからやめとけというのは、特に本省勤務の人に言えそうです。

スクロールできます
月の残業時間年の残業時間
国家公務員 本省29.8時間358時間
国家公務員 本省以外(地方出先機関)15.0時間181時間
国家公務員(本省/本省以外)の平均残業時間

公務員の残業時間が多くなってしまうのは、主に国会対応業務や予算・会計関係業務が原因です。そのため、本省勤務でその業務に携わる人は残業時間が多くなる傾向なのです。

理由⑤:人事異動が多くて転勤がある

やめとけの理由⑤は人事異動や転勤がある

やめとけの理由の最後は、人事異動や転勤があることです。公務員は人事異動や転勤があることはよく耳にしますよね。

たまみ

異動と聞くと悪いイメージがあるかもしれません

なぜ異動が頻繁にあるのかというと、個人のスキルアップや民間企業との癒着を防止することで組織を活性化するためなんです。異動が多いと引継ぎは大変ですが、異動の度に同僚や上司、受け持つ仕事がリセットできるので、異動を好意的に考えている人もいますよ。

では、実際に異動のサイクルはどの程度なのでしょうか?

以下の表の通り、国家一般職は3~5年程度のスパンで異動があります。参考に総合職とで比較すると、総合職は2~3年程度と言われているので、一般職の方が異動サイクルは長めです。

異動のサイクル
国家一般職3~5年
国家総合職2~3年
国家公務員の異動サイクル

一般職は、その専門性を高めて公務の円滑性を重視する観点から、比較的長く同じ職場にいることになります。また、異動後も異動前と同じような業務に就くことが多いです。

対して、総合職はどの職場の管理職になっても対応できるように、さまざまなポストの経験を積むので異動のサイクルが短いのです。

たまみ

一般職は専門性を高めるから異動のサイクルは長め

また、国家一般職の異動の範囲は、基本的には採用された9つのブロック内か本省内に限られるため、全国転勤することはまれです。異動に関しては本人の出身地や希望をある程度加味してもらえるそうですよ。

国家一般職はやめとけへの5つの反論

国家一般職はやめとけの5つの反論

国家一般職はやめとけという5つの理由を聞くと非常に納得できるものでした。ですが、5つの理由はすべて一面的な意見であって、それだけで簡単に「やめとけ」と言えるものではありません。

やめとけの言い分に対して多面的な見方がありますので、そちらを順に解説していきますね。

反論①:独学ではなく予備校を活用して500時間短縮する

国家一般職はやめとけの理由①に対する反論。予備校だと1,000時間に短縮可能。

理由①では「試験勉強に1,500時間も必要」だからやめとけという意見がありました。

確かに、試験に合格するためには1,500時間もの勉強時間が必要ですが、公務員試験の特性上は勉強するしかないのだと割り切るしかないでしょう。

公務員の受験資格は、基本的には年齢要件だけでしかも試験料もかかりません。そのため、ある程度は学力でふるいにかけて試験をするしかないのです。(学力といっても学歴は一切関係ありません)

たまみ

「勉強時間が多くて大変だからやめとけ」の意見に完全否定できません…

ですが、独学で勉強するのではなく予備校を活用することで、勉強時間を短縮することができるのです。上で述べた通り独学だと1,500時間必要ですが、予備校のアガルートを活用することで必要時間は1,000時間となり、500時間の短縮が可能となります。

1日3時間勉強すると仮定して、独学だと500日必要ですがアガルートだと333日必要となります。つまり、予備校を活用することで半年間も短縮できるのです。

効率的な勉強法や勉強時間について詳しく解説していますので、こちらの記事を参考にしてください。

また、あなたが長期間にわたって勉強したことによる公務員試験ならではのメリットもあります。

  • 国家一般職の試験勉強は他の公務員試験に活かせる(=併願しやすい
  • 国家一般職は官庁訪問を粘り強くすれば採用の可能性が高い(=官庁訪問は頑張れば報われる
  • 国家一般職の試験に合格すると名簿に5年間載る(=再チャレンジ可能

このように、民間と比べて勉強時間が多く必要となりますが、その代わりに就職できる幅や就職できる可能性は大いに広がります!

勉強時間が多く必要だと嘆く気持ちも分かりますが、ぜひ前向きにとらえて国家一般職の合格の道へと進んでほしいと思います。

たまみ

国家一般職はやめとけではない!

反論②:国家一般職の併願先を同時に対策する

前述した理由②は「試験に落ちると民間就職の内定が厳しくなる」からやめとけという意見でした。確かに、民間企業の内定出しは公務員と比べて早く始まるため、公務員試験が終わってから民間就職に切り替えると後れを取ってしまいます。

そのため、その他の公務員や民間企業に併願できるよう、試験勉強の間に同時進行で進めておくという手段があります。

  • その他の公務員試験に併願
  • 民間企業に併願

1つ目の”その他の公務員試験に併願”とは、地方上級や特別区I類、国家専門職などが挙げられます。国家一般職の範囲と重なる科目もあるので効率的に勉強できるものも多くあるのです。

次に、民間企業に併願する割合は意外に多く、86.4%もの大学生が考慮していることから、こちらも併願先としては一般的と考えられます。(引用:マイナビ 2024年卒大学生公務員イメージ調査

万が一、国家一般職に落ちた場合の進路や併願先を詳しく知りたい場合はこちらの記事を参考にしてください。

やっぱり国家一般職は魅力的ですが、落ちた場合に備えて民間企業の対策方法など分からないことが多く不安ではないでしょうか。

国家一般職との併願先の勉強スケジュールなども自分で考えるのは大変ですよね。

たまみ

予備校アガルートの講座では、公務員と民間企業の対策を同時にできますよ

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反論③:民間企業に比べ年収は高い

国会一般職はやめとけの理由③の反論民間と比べて年収は高い

やめとけの理由3つめの「年収がそんなに高くないからやめとけ」というのは、そうとも言えないと思います。というのは、「民間給与の平均と比べると高い」からです。

そもそも国家公務員は民間準拠といって、民間企業の給与水準と均衡させることを基本としています。そのため、国家公務員が圧倒的に年収が高いというわけにはいかないでしょう。

とはいえ、それでも民間企業全体の正社員の平均年収は523万円なので、国家一般職の平均年収681万円はとても高いのです。ちなみに人事院が情報公開していないため、国家一般職の平均年収には残業手当は含まれていません。

平均年収
国家一般職681万円
民間企業の正社員523万円
うち男性584万円
うち女性407万円
一般職と民間の平均給与

次に、人事院が国家一般職の平均的な給与の構成例を掲載していましたので紹介します。

こちらは、給与のモデルなので残業代やボーナスは含まれていませんが、月給およそ40万円なのは非常に魅力的です。一般職のボーナスは期末手当と勤勉手当で合わせて約4.5か月分ですから民間企業よりも高いですよね。

厚生労働省の調査によると、民間企業で支給されたボーナス平均は夏・冬それぞれ約39万円でした。上記の一般職の月額モデルだと2カ月分に相当しますから、公務員はやはりボーナスも高いんですね。

全く「やめとけ」ではない金額です

反論④:残業が少ないホワイト官庁を選ぶ

残業が多すぎてブラックだからやめておけの反論。ホワイト官庁を選ぶ

一般職は残業が多くてブラックだからやめとけ!という意見がありました。実際、国家公務員の本省は地方出先機関に比べて、残業時間が圧倒的に多かったです。

なので、もしも残業が多いのを絶対に避けたいという場合には、本省ではなく地方出先機関を選びましょう。こちらに紹介する5つの官庁では残業も少なく休みがとりやすいと言われています。

残業が少ないホワイト官庁
  • 法務局(法務省)
  • 気象庁(国土交通省)
  • 労働局(厚生労働省)
  • 税関(財務省)
  • 特許庁(経済産業省)

これらの官庁は、仕事はほどほどに頑張ってプライベートは充実させたいという人に非常におすすめです。ですが、国家一般職の中でも人気の高い官庁になるのでしっかりとした試験対策が必要になってきます。

ホワイト官庁について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてくださいね。

反論⑤:転勤の範囲が狭い国家一般職もある

やめとけの理由⑤の反論は、転勤の範囲が狭い出先機関を選ぶ

やめとけの理由に「人事異動や転勤がある」という意見がありました。国家一般職は、異動が3~5年に1度あるのでしたね。

異動は公務員につきものなので避けられませんが、転居するほどの異動となると避けたい人も多いのではないでしょうか。本省(霞が関)採用の場合、基本的には本省内での異動となるため転勤の可能性はかなり低いです。

そしてさらに、転勤の範囲が狭いと言われている地方出先機関がいくつかあるんです。

異動の範囲が狭い官庁
  • 法務局
  • 労働局
  • 経済産業局

地域によりますが、県内の転勤や転居を伴う異動がないところもあります。例えばですが、近畿の経済産業局では ”転居を伴うような異動はほとんどない” と明言しているんです。

多岐にわたる経済産業行政に精通することが求められるため、2~3年ごとに担当業務が変わります。(中略)転居を伴う異動はほとんどありません

引用元:経済産業省 近畿経済産業局Q&A
たまみ

本省と一部の出先機関の場合は、転勤があるからやめとけとはならない!

国家一般職は負け組だからやめとけなのか?

国家一般職は負け組だからやめとけなのか?

やめとけという理由を色々調査していくと、偏った主観的意見がありました。それは、「国家一般職は負け組だからやめとけ」と言う声です。

「国家一般職は負け組だからやめとけ」と主張する人の言い分は、以下の3つでした。

  • 偏見①:地方上級を落ちて国家一般職だと負け組
  • 偏見②:国家一般職は合格しやすいから負け組
  • 偏見③:偏差値が高い大学から国家一般職だと負け組

結論から言うと、単なる主観的意見に過ぎず「国家一般職は負け組だからやめとけ」は理由にはならないと思います。負け組とは他人のものさしで考えられたものであり、あなたの価値観で判断するのがよいでしょう。

あくまであなたが国家一般職になって何で満足をするのかが重要です。それで満足しているならあなたは負け組などではありません!

たまみ

念のため「国家一般職は負け組だからやめとけ」を深堀りしますよ

偏見①:地方上級を落ちて国家一般職だと負け組

偏見①地方上級を落ちて国家一般職は負け組

偏見の1つ目は、地方上級の試験を落ちて国家一般職に就職するのは負け組だからやめとけ、という意見です。なぜ、地方上級に落ちて国家一般職に行くと負け組なのでしょうか。

推測となりますが、地方上級の試験は国家一般職よりも倍率が高く人気度が高いことだと考えられます。

区分倍率
国家一般職(大卒)行政2.5倍
地方上級(都道府県)5.2倍
2023年度国家一般職と地方上級(都道府県)の倍率

※参照:国家一般職と地方上級はどっちが良い?後悔しない3つの選び方!「倍率から見る人気度:地方上級が人気」

表を見ると国家一般職と地方上級では、圧倒的に地方上級の方が倍率が高いですよね。実際、地方公務員と国家公務員では、地元志向が強い若者が増えた影響で地方公務員の方が人気が高いのです。

とはいえ、「大学生の就職したい企業ランキング」では、1位が地方公務員で2位は国家公務員なので、国家公務員も人気が高いんです。(引用:リスクモンスター社:第9回「就職したい企業・業種ランキング」調査

地方公務員に落ちて国家一般職に行くと負け組で行くのはやめとけ?勝手な言いがかりですよね

たまみ

落ちたことは残念ですが、国家一般職に行きたい意志があれば負け組でも何でもないです

ここで言いたいのは、国家一般職は負け組だからやめとけと意見する人は、何か言いがかりをつけて他人を見下したいのではないでしょうか。

そもそも国家一般職に行きたい人にとっては負け組でもなんでもありませんから、やめとけと言う人のことは気にする必要はありません。精神的に未熟なのだと心の中で思うだけで深入りしないようにしましょう!

偏見②:国家一般職は合格しやすいから負け組

偏見②国家一般職は合格しやすいから負け組

偏見の2つ目は、「国家一般職は合格しやすいから負け組。だからやめとけ」という意見です。合格しやすいから負け組であるというのは、もはや理由になっていませんよね。

おそらくですが、他の公務員試験と比べて合格率が高く簡単だから誰でも受かるとでも言いたいのでしょうか。偏見の1つ目と同様に、こちらもかなり偏った言いがかりだと思います。

こちらの公務員試験の合格率の比較表をご覧ください。

職種合格率
国家一般職43%
国税専門官33%
労働基準監督官29%
航空管制官22%
国家総合職13%
2023年の国家一般職の最終合格率

※参照:国家一般職の合格率を徹底調査!難易度が高くない5つの理由とは?

確かに、国家一般職全体で見たときに国家一般職はそのほかの国家公務員よりも合格率が高くなっています。ですが、負け組だからやめとけの理由にはなりませんよね。

むしろ、合格率が高いので国家一般職に就職したい人にとっては好条件だと思います。

国家一般職志望なので素直にうれしいです

「負け組だからやめとけ」という人のことは気にせず、あなたのなりたい仕事に就ければそれはあなたにとってのベストな選択です。

とはいえ、国家公務員と全体と比べて合格率が高いとは言っても43%で、2人に1人は落ちてしまうのです。国家一般職が簡単な試験とは言い切れません。

たまみ

予備校を活用して勉強するのがオススメですよ

国家一般職が気になっているなら、まずは予備校のアガルートを活用して勉強を始めてみましょう。

国家一般職と一括りに言っても職種が豊富で、あなたに合った職種は必ず見つかるはずです。

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偏見③:偏差値が高い大学から国家一般職だと負け組

偏見③偏差値の高い大学で国家一般職は負け組

偏見の3つ目は、「偏差値の高い大学から国家一般職だと負け組だからやめとけ」という声でした。なぜ、偏差値の高い大学から国家一般職に就職すると負け組なのでしょうか?

おそらくですが、国家一般職はいわゆるキャリア組と言われる国家総合職の補佐をする仕事であることと、国家総合職の方が試験難易度が高いことからでしょう。

つまり、国家総合職の方が高学歴が行く場所で偏差値が高いのに、総合職に行かずに一般職にいくのは負け組だからやめとけ!と言い張るのでしょう。

偏差値が高い人でも国家一般職で働きたい人もいますよね。

たまみ

はい!国家一般職に魅力を感じて働きたいならそれが一番です!

給与待遇面からすると国家総合職の方が優っているかもしれませんが、あなたの人生観において仕事で何を重要視するかが大切ではないでしょうか。

また、周囲との比較して勝ち負けを決めることに何かメリットがあるのでしょうか。自分主体であなたの価値観やあなた自身の考えの軸をもって判断すれば「負け組だからやめとけ」の声に気にする必要はないのです。

結論:負け組は偏見的な意見。あなたの価値観を軸に考えよう

繰り返しになりますが、あなたが何で満足するのかが一番重要ではないでしょうか。あなたの価値観で仕事を決めることが大事で、それが満たされれるのであれば、”負け組だからやめとけ” ではありません

実際に、国家一般職として働いている人を見てみるとイメージが沸くので、以下に簡単に紹介しますね。

国家一般職の人数は約27万人もいる

現時点で国家一般職として働く人は約27万人もいます。国民のために働いている一般職の方がこんなにたくさんいるのは驚きですよね。

また、国家一般職の働いている様子を見ると、「負け組だからやめとけ」などは関係ないと感じるはずです。

以下に、人事院のパンフレットの一部をご紹介しますね。実際に働いている人が国家一般職になろうと思ったキッカケや働いている様子を写真付きで見ることができます。

引用:人事院の国家一般職パンフレット

こちらの経済産業省に勤務している方は、当初は地方上級志望だったそうですが国家一般職志望に変わったそうです。そのきっかけは、仕事への熱意とやりがいに魅力をかんじたとのこと。

この方にとっての重視する価値観は、仕事へのやりがいがあるかどうかなのだと思います。

当初、県庁志望でしたが、興味本位で訪問した官庁訪問にて、当時の資源エネルギー庁の担当職員から、自動車の燃費基準のルール形成プロセスについて熱く語っていただき、その熱意とやりがいに心惹かれ、国家公務員になろうと思いました

引用元:国家一般職パンフレット

全く負け組だとは感じません!信念があってかっこいいです

また、仕事のやりがいがあることの他にも、以下のように仕事に対する価値観は様々だと思います。それが満たされるのであれば、「負け組だからやめとけ」とはなりません。

  • やりたい仕事をしたい
  • 公務員という安定性を求める
  • 残業が少なくプライベートを充実したい
たまみ

国家一般職はさまざまな職業を選べるからおすすめです!

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国家一般職が向いている人の特徴

国家一般職が向いている人の特徴

これまで、国家一般職がやめとけと言われている理由や負け組ではない理由を解説してきました。一般職のさまざまな側面が見えてきたのではないでしょうか。

次にこちらの章では、やめとけと言われても国家一般職に向いている人の特徴を解説していきます。

特徴①:長期間粘り強く勉強にうちこめる人

国家一般職に向いている人の特徴1つ目は、長時間勉強にうちこめる人

1つ目の向いている人の特徴は、粘り強く勉強にうちこめる人です。一般職試験合格に必要な勉強時間は予備校を活用すれば1,000時間程度になることはすでに説明しました。

通常 国家一般職は、1年~1年半前から試験対策を始めるので、国家一般職の勉強は長期戦になるのです。

そこで長期間粘り強く勉強をするのが苦手な人は、国家一般職になる前に試験勉強で脱落してしまいます。大変だからやめとけという発言はこのような方が言っているのかもしれないですね…。

1年間粘り強く勉強できる自信と覚悟が必要ですね

そのため、粘り強く勉強にうちこめる人が国家一般職に向いているのだと特徴の1つ目に挙げました。

とはいえ、勉強のやる気は十分あるけれど複数の科目を考慮しながら1年間分の勉強スケジュールを立てるのが苦手という方もいるのではないでしょうか。

たまみ

スケジュールは予備校のプロに相談して任せましょう!

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自分で勉強スケジュールをたてるコツが知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

特徴②:自分の能力を発揮して貢献できる人

国家一般職に向いている人の特徴2つ目は、自分の能力を発揮し貢献できる人

やめとけと言われても一般職が向いている人の特徴2つ目は、”自分の能力を発揮して貢献できる人”です。

一般職は特定の1つの省庁での勤務となります。そのため、その分野のスペシャリストとして専門性を磨くことになるのです。

専門分野のスペシャリストとして自分の能力を発揮して社会のために貢献ができる人が向いていると言えるでしょう。

特徴③:将来の安定性や充実した福利厚生に魅力を感じる人

国家一般職に向いている人の特徴3つ目は、安定性や福利厚生に魅力を感じる人

やめとけと言われても一般職に向いている人の特徴として、”将来の安定性や充実した福利厚生に魅力を感じる人”があります。

公務員と言ったら”安定性”をまず思いつく方が多いのではないでしょうか。国家一般職が人気の理由の一つに、安定性だと多くの方があげています。

安定性とは、定年まで解雇されることなく安定的な収入を得ることができるということです。国家公務員は、法律によって身分保障されており解雇等は禁止されています。

たまみ

公務員は福利厚生も魅力ですよね

すべてを紹介しきれませんが、公務員は様々な休暇制度も整っています。年次有給休暇は20日分ありますし、特別休暇や万が一の際の病気休暇では90日以内の有給を取得できるのです。

また、福利厚生設備として公務員宿舎や食堂、テニスコートなどのさまざまな施設を利用できます。

この章で取りあげた”将来の安定性”や”充実した福利厚生”は、一般職の人気の理由トップ5にあがっているので、詳しくはこちらの記事を参照してくださいね。

国家一般職やめとけは一面的。意見に左右されず合格を目指そう

やめとけは一面的意見。合格を目指して前進しよう。

「国家一般職はやめとけ」の理由は一面的な事実で、「負け組だからやめとけ」については一部の偏見的な意見でした。

そのため、やめとけの理由に対する反論で解説した通り、国家一般職をおすすめできる人は数多くいます。

たまみ

やめとけの理由を真に受けすぎないようにしましょう

国家一般職はやめとけの理由は以下の通りでした。また反論にもある通り、その理由を一面的に見ずに多面的に見てみると一般職のメリットや対処法などが見えてきます。

国家一般職はやめとけの理由と反論のまとめ
①試験勉強が大変は、予備校で効率化
②落ちたらどうするかは、併願先を同時に対策する
③年収が高くないについては、民間平均よりも高い
④残業が多いについては、ホワイト官庁を選ぶ
⑤人事異動や転勤があるについては、転勤範囲が狭い官庁を選ぶ

自分にとって「やめとけ」ではありませんでした!

やめとけなんて言われても、国家一般職が気になったあなた。国家一般職は予備校を活用して合格するのが近道ですよ。

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この記事を書いた人

高校生~社会人の間に20以上のパソコン関連の資格を取得。
初級シスアド、基本情報技術者の資格を活用して新卒でSEとして就職した後、簿記2級やFP2級で税理士事務所に転職した経歴あり。
現在はWEBサイト運営のためSEO検定1級の資格を勉強中!

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