国家一般職の合格率、難易度はどうですか?
合格率は43%で難易度は”中”レベルです
国家一般職の合格率がどのくらいなのか気になりますよね。結論から言うと、2023年度の国家一般職の合格率は43%でした。
国家一般職の合格率を聞くと、決して簡単な試験ではないことがわかります。でも実は、そこまで難易度は高くないんです。
難易度が高くないとはいえ、国家一般職試験に受かるには適切な方向に効率よく努力しないとなかなか厳しいのが現実。
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当記事では、国家公務員大卒・一般職を主に取り扱っています。
国家一般職の合格率は43%:難易度は中
国家一般職は、国家公務員試験の中でも受験者数が非常に多く人気が高い職種です。
職種 | 受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
国家一般職 | 18,946 | 8,269 | 43% |
国税専門官 | 9,818 | 3,274 | 33% |
労働基準監督官 | 1,419 | 413 | 29% |
航空管制官 | 418 | 94 | 22% |
国家総合職 | 10,250 | 1,360 | 13% |
上の表のとおり人気が高いのとは逆に、国家公務員の中でも国家一般職はダントツで合格率が高いのです。そのため、国家公務員の中でも国家一般職は難易度が低いと言えるでしょう。
とはいえ、国家一般職の合格率は43%なので決して難易度が低い試験ではありません。しかし、上記の通り国家公務員の中では難易度が低いため難易度を”中”と判断しました。
国家一般職の中にも行政職と技術職があったり、試験は1次と2次に分かれています。次の章では、それぞれの合格率や難易度についてを様々な面から見ていきます。
行政職の最終合格率は39%:難易度は中
国家一般職は行政職と技術職に大きく分けられますが、全体で見た場合の合格率は43%でした。
技術職と分けて行政職だけで見た場合の合格率は39%という結果になりました。
1次受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 16,318人 | 6,476人 | 39% |
この結果から、難易度は決して低くないと判断できます。
次に、3年間での行政職の最終合格率の推移を見てみます。
上記の通り、2023年39.6%の最終合格率は3年間では一番高い数値でした。しかも、最終合格率は毎年上昇傾向にあります。
採用予定者数が増加傾向にあるため、最終合格率も上昇していると考えられます。
次は1次、2次試験などに分けて見ていきますよ
1次試験 合格率は55%:難易度は中
以下の表の通り、行政職の1次試験の合格率は55%でした。
1次受験者数 | 1次合格者数 | 1次合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 16,318人 | 9,125人 | 55% |
つまり2人に1人が1次試験で脱落することになるので、決して難易度は低くはありません。
以下の近年3年間の1次試験合格率の推移を見てみます。
3年間にわたって1次合格率は上昇しており、2023年には50%超えの合格率となっています。
確かに難易度は低くない試験ですが、1次試験についてはほぼ学力試験と言えます。努力すれば報われる試験だと思いますので、地道な勉強をすれば合格の可能性は高くなるはずです。
2次試験 合格率は79%:難易度は低
実は、国家一般職の2次試験の難易度は、低いことで有名です。以下の行政職の2次試験合格率をご覧ください。
2次受験者数 | 最終合格者数 | 2次合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 8,106人 | 6,476人 | 79% |
2次試験の合格率を見ると、79%となっており非常に高いと分かります。
次に、3年間の推移を見てみると、行政職の2次合格率はやや減少傾向にありますが合格率80%前後を維持しています。
ところで、なぜ2次の合格率が高く難易度が低く設定されているのでしょうか。
公表されているわけではありませんが、2次試験”前”から官庁訪問が開始していてすでに内々定をもらう人がいるからと推測されます。
国家一般職は2次試験の前に官庁訪問(面接)が開始します
官庁訪問をして内々定を出しているのに、2次試験で不合格にするのは採用側にメリットがありませんよね。
国家一般職の2次試験は合格率が高く難易度が低いので、まずは1次試験に力を入れましょう!
地域別 最終合格率は34~57%:難易度は地域で異なる
全体で見た場合に国家一般職の合格率は39%ですが、行政の地域別に見ると合格率に大きな差があります。
行政地域 | 受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 |
---|---|---|---|
北海道 | 798 | 457 | 57% |
東北 | 1,221 | 594 | 48% |
関東甲信越 | 5,787 | 2,098 | 36% |
東海北陸 | 1,922 | 712 | 37% |
近畿 | 2,312 | 822 | 35% |
中国 | 1,071 | 580 | 54% |
四国 | 764 | 360 | 47% |
九州 | 1,994 | 692 | 34% |
沖縄 | 449 | 161 | 35% |
例えば、北海道だと合格率は57%となっており2人に1人以上の合格者を出しています。
一方で、九州や沖縄、近畿、東海北陸、関東甲信越については34~37%の合格率となっており、3人に1人の合格者の割合となっていました。
3年間での最終合格率推移についても、以下のグラフで確認しましょう。
まず、全体的に合格率が上昇傾向であることは地域別でも同様と言えますね。
ただし、沖縄や九州などは合格率が30%前半であり、難易度がやや高くなっています。
分かりやすくするために以下の表にして、30%未満を青色、50%以上を赤色に塗りつぶしました。
地域 | 2021年 | 2022年 | 2023年 |
---|---|---|---|
北海道 | 49.7 | 61.7 | 57.3 |
東北 | 38.5 | 47.5 | 48.6 |
関東信越 | 29.2 | 29.0 | 36.3 |
東海北陸 | 32.5 | 36.8 | 37.0 |
近畿 | 30.5 | 31.9 | 35.6 |
中国 | 41.8 | 37.6 | 54.2 |
四国 | 33.7 | 41.5 | 47.1 |
九州 | 30.3 | 34.3 | 34.7 |
沖縄 | 15.9 | 23.5 | 35.9 |
この表からわかることは以下の通りです。
- 北海道と中国は50%以上の合格率で難易度”低”
- 東北は48.6%、四国は47.1%で難易度”低”
- 関東信越、沖縄は過去30%未満だったが、2023年は30%台に上昇
- 30%台の関東信越、東海北陸、近畿、九州、沖縄は難易度”中”
地域によって難易度は大きく異なる!
受験する地域によって合格率は大きく変わることが分かりました。
以上より、国家一般職は受験する地域によって合格率や難易度が異なることを頭に留めておきましょう。
技術職の最終合格率は68%:難易度は低
次は、技術職の合格率と難易度の説明に移ります。
以下の通り、技術職の最終合格率は68%なので、技術職は行政職の39%比べて大幅に合格率が高いです。実は、国家一般職の技術職試験は穴場なのです。
1次受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 技術職 | 2,628人 | 1,793人 | 68% |
ここ3年間の国家一般職技術職の最終合格率を見てみると、上昇かつ60%台をキープしています。
このことから、最終合格率の高さは一過性のものではないと推察できますね。
続いて、技術職を1次、2次に細かく分解して合格率を見ていきましょう。
1次試験 合格率は92%:難易度は低
既に上で説明した通り、行政職の1次試験の合格率は55%でしたが技術職の1次試験の合格率はなんと92%です。
行政職と比べると、技術職の1次試験の合格難易度は非常に低いと言えます。
1次受験者数 | 1次合格者数 | 1次合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 技術職 | 2,628人 | 2,433人 | 92% |
さらにここ3年間での技術職の1次試験合格率の推移を見てみます。
行政職と同様に、技術職も1次試験の合格率が上昇していました。
さらに驚異の90%台は一時的なものではなく3年間を見てもその傾向がありました。
1次の合格率は90%以上ということは、難易度が低いと言ってよいですね
2次試験 合格率は95%:難易度は低
2次試験の合格率は83%で、技術職にいたっては合格率は95%です。国家一般職の技術職の2次試験も1次試験と同様、難易度が低いことが分かります。
2次受験者数 | 最終合格者数 | 2次合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 技術職 | 1,877人 | 1,793人 | 95% |
ここで念のため、技術職の2次合格率の3年間の推移を見てみます。
こちらも1次試験同様、上昇傾向にあり90%台を維持していました。
技術職の試験では、1次も2次も90%以上の合格率となっているため、国家公務員になりたい人にとっては非常にねらい目の試験といえます。
技術職別の最終合格率55~80%:難易度は職種で異なる
ここでは、技術職一括りではなく、細かく職種ごとに合格率を見ていきましょう。
技術職は9つの職種にわかれますので、職種ごとに見ると合格率に差があることが分かります。
1次受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 | |
---|---|---|---|
デジタル・電気・電子 | 255人 | 173 | 67% |
機械 | 154人 | 116人 | 75% |
土木 | 648人 | 449人 | 69% |
建築 | 88人 | 54人 | 61% |
物理 | 193人 | 155人 | 80% |
化学 | 298人 | 210人 | 70% |
農学 | 555人 | 342人 | 61% |
農業農村工学 | 128人 | 71人 | 55% |
林学 | 309人 | 223人 | 72% |
合格率が低かったのは「農業農村工学」の55%で、合格率が一番高かったのは「物理」の80%でした。
これらの結果を踏まえると、国家一般職の技術職は行政職と比べ合格率が高く難易度が低いことが分かります。
ただし、2023年の単年で見た場合に一時的な傾向である可能性があるため、3年間の推移で見てみましょう。
図のように3年間で比較してみると、技術職の最終合格率は3年間で似た値を取っていることが分かります。
数値にブレはないと言えますし、最終合格率も上昇傾向にありました。この傾向は今後も継続してほしいですね。
注意点①:最終合格率は個別の合格率よりも低い
技術職は1次も2次も合格率が90%以上だったのに、最終合格率はどれも80%以下なのはおかしいですよ?
1次合格者の中に2次を辞退した人が2割以上いるからです
1次試験と2次試験の合格率を個別に見ると合格率は「高い」のに、最終合格率を見ると「低い」と感じませんでしたか?
この章で説明した合格率を以下の表にまとめましたので、ご覧ください。
1次試験合格率 | 2次試験合格率 | 最終合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 55% | 79% | 39% |
国家一般職 技術職 | 92% | 95% | 68% |
1次と2次の合格率を平均化してみても最終合格率の方が大きく下回っています。例えば、行政職の1次は55%で2次は79%なので単純に平均すると67%となりますが、最終合格率は39%です。
なぜかというと、1次を合格しても2次を受験しなかった人が一定数いるからです。
そのため、1次と2次試験を個別に合格率を出した時と最終合格率を出した時で、合格率に大きな差が出てしまいます。
最終合格率よりも実際は高い数値になると考えてもよさそう!
気になる方は、次章の「理由④:2次試験の辞退者が11%以上」を参照してくださいね。
注意点②:最終合格と内定は異なる
合格率とは資格試験の合格率のことで内定とは異なる、ということを留意しておきましょう。
上図の通り、国家一般職の試験では大きく「資格試験」と「就職試験」の2つの面を持っています。国家一般職試験では、その2つの試験に合格しないと正式に内定はもらえません。
つまり、国家一般職は資格試験に合格することと、就職試験である官庁訪問後に内定をもらうことの両方で晴れて採用となります。
官庁訪問は粘り強くトライすれば必ずどこかに内定をもらえると言われていますよ
では、次の章では国家一般職の難易度が高くない理由について解説しますね。
国家一般職の難易度が高くない5つの理由
国家一般職の難易度はなぜ高くないんですか?
主に採用者数の増加と申込者数の減少が理由です
国家一般職の難易度が高くないと言い切れるのは、昨今の公務員の採用状況などからです。そのほかにも採用状況以外の観点からも調べました。
それでは、順番に詳しく見ていきましょう。
理由①:採用予定者数が増加傾向
国家一般職の行政職では、採用予定者数が年々ゆるやかに増加傾向にあります。
地域別にみると令和5年度は関東がやや減少していますが、その他の地域は前年度と同じか増加しています。
年度 | 合計 | 本省 | 北海道 | 東北 | 関東 | 東海 | 近畿 | 中国 | 四国 | 九州 | 沖縄 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
R5 | 3,400 | 700 | 230 | 240 | 690 | 350 | 430 | 230 | 130 | 330 | 70 |
R4 | 3,220 | 660 | 200 | 200 | 780 | 310 | 360 | 230 | 110 | 300 | 70 |
R3 | 3,090 | 570 | 190 | 200 | 730 | 290 | 370 | 220 | 130 | 300 | 90 |
R2 | 2,980 | 560 | 200 | 200 | 680 | 300 | 320 | 220 | 90 | 300 | 110 |
R1 | 2,860 | 550 | 180 | 180 | 670 | 300 | 270 | 220 | 90 | 300 | 100 |
参照元:人事院一般職試験(大卒)採用予定数(30年度・2019年度・2020年度・2021年度・2022年度・2023年度)
国家一般職志望の方にとっては、採用枠が年々多くなっているのは非常にうれしいことです。しかし、なぜ採用枠が年々増加しているのかは気になりますよね。
それはおそらくですが、離職者の増加によることだと考えられます。
参照元:令和3年 人事院「一般職の国家公務員の任用状況調査」
離職者が年々多くなっていると聞くと、悪い印象が浮かぶかもしれません。確かに昨今は若年層の離職率が高いと言われています。
しかし、離職とは、辞職以外にも定年退職も含まれます。少子高齢化の影響で定年退職者も多くなったことと、辞職者がいることで採用の枠が増えたと考えられます。
採用枠が増加傾向なのは素直にうれしいです
理由②:申込者数が減少傾向
近年、国家一般職の受験申込者数は減少傾向にあります。なんと、10年前の2012年度 国家一般職の申込者数から7,000人弱(27%)も減っていることになります。
なぜ申込者数が減っているのでしょうか。それは近年、公務員試験の勉強が大変で受験を敬遠する人が多いことと、少子化の影響が挙げられます。
- 試験勉強の負担が多い
- 民間と比べて採用時期が遅い
- 少子化の影響
受験を本気で考えている人にとっては、ライバルが減る大きなメリットと言えますね。
次は、男女別の視点で見てみます!
以下のグラフは、国家一般職行政職の男女別 申込者数の推移です。
10年間の申込者数の推移を見ると、女性の人数よりも男性の人数の減少が顕著でした。
参照元:人事院
男性の人数を見ると、2012年が22,687人に対して2021年度は13,224人の申込者数となっており、9,463人もの人数が減少しています。割合で見ると4割もの人数が減っているのは驚きです。
女性も2012年と比較すると1,281人の申込者数が減少しており、10年前から1割の人数減となっています。
申込者の性別 | 2012年 | 2021年 | 減少割合 |
---|---|---|---|
男性 | 22,687人 | 13,224人 | 4割減 |
女性 | 11,132人 | 9,851人 | 1割減 |
男性が特に顕著に減少していますね
つまり、昔と比べて採用の枠が増えて、申込者数が減っているため国家一般職の難易度も下がっていることになります。
これは受験者にとって朗報ではないでしょうか。
理由③:1次試験の辞退者が26%以上
国家一般職に限らず公務員試験全体に言えることですが、1次試験の辞退率が高い傾向にあります。
つまり、公務員試験の申込はしたのに1次試験を受験しなかった人が多いということです。
申込者数 | 1次受験者数 | 辞退者率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 22,316 | 16,138 | 26% |
国家一般職 技術職 | 4,003 | 2,628 | 34% |
なぜ辞退率が高いのでしょうか。一番の理由は、公務員試験には試験料が発生しないため気軽に申し込みやすい点が挙げられます。
ここで注意してほしいのが、合格率や倍率の計算で「申込者数から算定」している情報もあることです。
申込者数から算定すると合格率がもっと低くなります
申込者数から合格率や難易度を計算していると実際よりも難しく感じてしまいます。その点には注意しましょう。
当記事では、難易度を正確に算出するため、受験者数から合格率を算定しています。
理由④:2次試験の辞退者が11%以上
2次試験についても辞退者は1割以上存在します。行政職は辞退率11%に対し、技術職は22%とかなり高い割合になっています。
1次合格者数 | 2次受験者数 | 2次辞退者数 | 辞退者率 | |
---|---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 9,125人 | 8,106人 | 1,019人 | 11% |
国家一般職 技術職 | 2,433人 | 1,877人 | 1,634人 | 22% |
1次試験の辞退率ほどは及びませんが、2次試験も一定数辞退者がいるのは驚きですよね。
辞退率が多い理由は、国家一般職のほかに併願先があってそちらを優先したということでしょう。
ライバルが減るという意味ではうれしいことですね
2次試験の辞退者が多いということは、最終合格率を見た際に見かけ上は小さく見えるということです。つまり、実際よりも難易度が少し低いはずが高く見えるということ。
その点を試験を受ける身として、留意しておくとよいと思います。
理由⑤:最終合格すれば名簿が5年間有効
上記の「注意点②:最終合格と内定は異なる」でも解説したように、国家一般職に採用されるためにはまず資格試験を合格しないといけません。資格試験を合格かつ、就職試験である官庁訪問で内定をもらうことが採用の条件です。
ただし、資格試験に合格したにもかかわらず、官庁訪問で内定をもらえなかった場合は、資格試験の合格が5年間有効となります。
つまり、次の年度以降は資格試験をパスして官庁訪問にチャレンジすることができるのです。
Q. 採用候補者名簿の有効期間はどれくらいですか。
A. 総合職試験(「教養区分」を除く)と一般職試験(大卒程度試験)は、最終合格者発表日から5年間で、総合職試験「教養区分」は6年6ヶ月間です。(※2022年度までに、これらの試験に合格した方の有効期限は3年間です。)
一般職(高卒者試験、社会人試験(係員級))は、最終合格者発表日から1年間です。
引用元:採用に関するQ&A(人事院)
官庁訪問に落ちてしまったら…と考えるのは精神的によくないことですが、また来年度以降も挑戦できるということは安心要素ではないでしょうか。
チャンスが多い!ということで難易度が高くない理由に挙げました
次の章では、国家一般職に合格する人の特徴を解説していきます。
国家一般職の合格者の4つの特徴
国家一般職の試験の難易度が高くないとはいえ、確実に合格するために何をすれば良いか気になりますよね。
ここでは、国家一般職に合格する人の4つの特徴を紹介します。
ぜひ参考にしてあなたも合格の可能性を高めていきましょう!
特徴①:最新情報をチェックする
「国家一般職は情報戦」と言われるくらい最新情報を掴むことが大事です。というのも理由の一つとして、公務員の試験内容の変更が毎年あることが挙げられます。
例えば、国家総合職は例年と比べて試験日が前倒しになるなどです。
国家一般職を受験される方には直接関係はありませんが、民間と比べ公務員は試験日が極端に遅いため公務員志望者が敬遠して受験者数が減少していると言われています。
最新情報をつかむクセをつけよう!
そのような社会動向を知っておくことで、国家一般職についても同様の動きがあると考えておくと前もって心構えができ、早めに準備もできるでしょう。
ちなみに、2024年度以降の国家一般職だと以下の最新情報が人事院から公開されています。
- 2024年度に基礎能力試験に変更点あり
- 受験可能年齢の引き下げ(検討中)
- 専門試験を課さない試験区分を新設(検討中)
これらの内容を詳しく確認したい方は、別記事の「国家一般職試験の流れとは?流れの基本4ステップから2024年度変更点までを徹底解説!」を参照してください。
最新情報を得るために、官庁のホームページやX(旧Twitter)、YouTube動画を確認することがおすすめです。
人事院が展開しているHPやSNSがあります。SNSはあまり知られていませんが、新試験制度の解説や実際に働いている人のインタビュー動画などが満載です。
これらをフォローしてぜひ参考にしましょう。
特徴②:計画的に試験対策を進めている
国家一般職の試験対策は、平均で1,000~1,200時間必要だと言われています。そのため、1日2~3時間勉強すると仮定して1年~1年半の期間が必要という計算になります。
そこで、まずは効率的に勉強をこなすために、勉強スケジュールを立てる必要があります。
要点だけ述べると、勉強スケジュールを立てるポイントは以下の4つになります。詳しくは「国家一般職の勉強スケジュールを立てる4つのポイント!1年半で合格する年間計画から科目別の優先度までを解説!」の記事を参照してくださいね。
- 立案前の「事前準備」で自分に合った勉強スケジュールを把握する!
- 年間の勉強スケジュールを把握する!
- 1日の勉強スケジュールを効率よく!
- 科目別の勉強スケジュールを立てる!
さらに、このスケジュールを自分自身で毎日実践していく体力とモチベーションが必要になってきます。
とはいえ、国家一般職の試験対策はとても長丁場。計画をたてることやそれを地道に一人で行動するのは、正直なところとても大変ではないでしょうか。
そこで、予備校を活用して計画的に勉強していくことをあなたにおすすめします。
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特徴③:模試を活用している
合格者の方は、模試を受ける重要性を説く人が多いです。
もちろん、受けるだけでは意味がなく、模試での反省点を見つけて次に生かさないと意味がありません。
模擬試験ではいつも時間内に解き終わらなかったので、本番はわからない問題には早めに見切りをつけて、わかる問題を確実に解く時間を用意するように強く意識したら、本番で初めて時間内に解き終わることができました。
引用元:アガルート
この人のように模試の反省点を次に生かすことがベスト!
模試は、現在の自分の立ち位置である順位を確認することも確かに重要ですが、あくまで模試の中での順位です。
それよりも、以下のような得られるものがたくさんあるので、模試を受ける必要性は大いにあります。
- 時間配分の感覚を養える
- リアルな試験の感覚を体感できる
- 大手予備校の出題予想を入手できる
- 自分の苦手な部分や課題が見つかる
このように、ある意味当たり前なことですが模試でしか味わえない経験が多いのです。
あなたの合格率をさらに上げるためにも、ぜひ模試には積極的に参加しましょう!
特徴④:官庁訪問の予約開始後すぐに行動する
1次試験の合格発表日の9時から官庁訪問の予約が始まります。
そこで、合格発表を見てからゆっくり決めようかなと考えていると周りから出遅れてしまうんです。
人気の官庁だとその日の午前中に予約がいっぱいになってしまうことも
官庁訪問は最短で数日後からできるようになります。官庁訪問開始日である初日に官庁訪問する人というのは、それだけで「採用してほしい!」という意欲が相手に伝わりますよね。
官庁訪問できる期間は限られているので、まずは最速で行動できるよう準備しておきましょう!
- 各官庁のホームページなどで業務内容などを確認
- 業務説明会に積極的に参加し、具体的にイメージしておく
より具体的に、官庁訪問の事前準備を知りたい方は別記事の「国家一般職が難しすぎる3つの理由!難しすぎる試験に合格するための対策を徹底解説!」を参照してください。
難易度は高くない!正しい方向へ努力して合格を掴もう
2023年度 国家一般職の行政職・技術職を合わせた合格率は43%でしたが、その他様々な視点から合格率や難易度について解説してきました。
1次試験合格率 | 2次試験合格率 | 最終合格率 | |
---|---|---|---|
国家一般職 行政職 | 55% | 79% | 39% |
国家一般職 技術職 | 92% | 95% | 68% |
そして、国家一般職の合格率とその他国家公務員の合格率を勘案して、難易度は”中”としました。
また、なぜ難易度が”中”で高くないのかの理由については以下の通りでした。
上記の通り、国家一般職の試験の難易度は高くないことが分かったと思います。
ですが、国家一般職の試験勉強はとても長い戦いなので、予備校を利用したモチベーション維持や効率的な勉強スケジュールを立てることが肝心なんです。
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