国家一般職の専門科目って、どうやって勉強すればいいんですか?
勉強方法はこれから紹介するの5つの手順にそって進めていくといいですよ!
これから国家一般職の合格を目指して専門科目の受験勉強を始めようとしているあなた。専門科目の勉強を始めようとしても、一体何から手をつけて進めていけばいいのか迷いますよね?
結論としては、次の5つの手順にそって専門科目の勉強を進めていくといいですよ。
国家一般職の専門科目は上記の勉強方法を一つ一つしっかり確認していけば大丈夫です。しかしながら選択科目の決定や各科目の勉強方法について一人で進めていくのは大変ですよね?
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国家一般職の専門科目の勉強方法は戦略がすべて
国家一般職を始めとした公務員試験は何が合否を分けると思いますか?
それは限られた時間の中でいかに効率よく勉強を進めていき、学習した内容を得点に繋げられるかです。
国家一般職を受験するレベルの受験生であれば、学習時間に大きな差はありません。差をつけるのは勉強時間ではなく、「勉強方法(学習戦略)」です。
とにかくやってみよう、の精神はめちゃくちゃ大事ですが、先ほど述べたように国家一般職の試験は専門科目に限らず、限られた時間の中で少しでも多く得点するためにいかに効率よく勉強できるかです。
国家一般職をはじめとする公務員試験ほど、多種多様な科目や試験形態に対応しなければならない試験は他にありません。
戦略も何も立てずに教養科目17科目、専門科目16科目、官庁訪問対策、面接対策をしていては絶対に時間は足りませんし、結果として合格に達する得点を取ることは難しくなります。
そこで、いきなりテキストに取り掛かるのではなく、国家一般職試験の全体像から専門科目の選択方法、各科目の特徴と勉強ポイントを把握した上であなたなりの勉強方法(学習戦略)を立て、勉強をスタートさせることが重要です。
この記事では国家一般職の専門科目の勉強方法を5つの手順で解説しましたので、ぜひご自身の学習戦略にお役立てください。
勉強方法① 国家一般職の専門科目試験の全体像を把握する
では早速勉強方法について説明していきますが、まずは勉強方法①として「国家一般職の専門科目試験の全体像を把握する」について解説します。
どうして全体像の把握が必要なんですか?
「彼を知り己を知れば百戦殆からず」です。敵(専門科目試験)を知らなければ、自分が敵にどう戦いを挑めばいいかわからないですよね。
勉強方法というと、とかく問題集はなどと細かい視点になりがちですが、国家一般職に限らず公務員試験は科目量が多く難易度も高いために、試験の全容を把握し戦略を立てることが大切です。
では早速見ていきましょう!
専門科目の試験形態
国家一般職の専門科目は、全16科目の中から8科目を選んで解答します。解答は全て多肢選択式となります。各科目5問ずつで、科目による出題数の多少はありません。
そして、国家一般職の試験は以下の配点比率となっています。
- 基礎能力試験(教養試験):2/9
- 専門試験:4/9
- 一般論文試験:1/9
- 2次面接試験::2/9
ゆえに、専門科目試験は「絶対に落とせない」試験となります。基礎能力試験(教養試験)その他ももちろん大事ですが、それ以上に専門科目試験は気合を入れて勉強の優先度を上げる必要のある試験種であることを心に留めてください。
専門科目の試験難易度
専門科目試験に最も力を入れないといけないことはわかりました。で、どのくらい難しいんですか?
国家一般職試験としての難易度は以下となります。
ちなみに、国家一般職を「上位」と「その他」にしているのですが、「上位」とは花形の経済産業省、働きやすいと評判の特許庁や総務省など人気省庁となることから、国家一般職のボリュームゾーンよりも高い大学・偏差値レベルが求められます。
特に専門科目試験は、教養試験と異なり法学部出身者でない限りほぼ初見の学習内容となります。初見の科目を偏差値60以上に持っていかなければならないので、試験難易度は高いと言わざるを得ません。
そういう意味でも、行き当たりばったりの勉強方法ではなく、しっかりと戦略を持って勉強を進めていく必要があります。
※<国家一般職の試験難易度の詳しい内容が知りたい方はこちらの記事>も参考にしてください。
国家一般職試験の合格基準
専門科目試験の難易度が高く気合が必要なこともわかりました。なんだか難しそうですが合格ってできるんですかね・・・
国家一般職試験の最終合格率は約39%となり、1次試験と2次試験の合格率も以下となります。
国家一般職 行政職 | 1次試験受験者数 | 1次試験合格者数 | 1次試験合格率 |
16,3128 | 9,125 | 55% | |
2次試験受験者数 | 2次試験合格者数 | 2次試験合格率 | |
8,106 | 6,476 | 79% | |
総受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 | |
16,3128 | 6,476 | 39% |
公務員試験の他の試験種別と比較してみると、労働基準監督官は約29%、国家総合職は約12%、大阪府行政職は約12%と、国家一般職試験はかなり高い合格率となっています。
1次試験突破率も半分を超えているし、努力が報われやすい試験なんですね!
国家一般職試験の専門科目は試験難易度が高く、配点比率も高いために絶対に落とせない気合が必要な科目となります。ですが一方で、しっかりとした勉強方法・戦略を持って対処すればかなり合格可能性の高い試験とも言えます。
次からは専門科目の選び方や科目特徴などを紹介していきますので、あなたの勉強方法・戦略の助けになればと思います。
勉強方法② 国家一般職の専門科目を「メイン・サブ・保険・捨て」科目に仕分けする
専門科目試験は16科目から8科目選択ですが、科目をどうやって選択して勉強方法を組み立てればいいかわかりません。
ですよね!国家一般職の専門科目の勉強方法で一番皆さんが迷う点です。
おそらく国家一般職試験の受験を検討しているあなたであれば、テキストを読んでインプットし、一問一答のように暗記を繰り返し、演習問題を解きながら過去問を複数回まわすといった勉強方法のスタンダードは理解していると思います。
国家一般職の専門科目の勉強方法に難しさを感じている点は、16科目がほぼ初見科目のために以下のような疑問があるからではないでしょうか?2章以降はこの観点を一つずつ紐解いていきます。
- 16科目から8科目をどうやって選べばいいのか?
- 各科目の特徴はどういったものなのか?
- 各科目の勉強方法にポイントはあるのか?
まずは「当日に解答する選択科目の仕分け」からです。
国家一般職の専門科目で、16科目から8科目を選択するコツってあるんですか?
はい!16科目を「メイン・サブ・保険・捨て」科目に分類していきましょう。
国家一般職試験の当日、決め打ちした8科目で戦えれば言うことはありません。ですが、科目によっては当日難易度が高くなるなど安定しない場合もあります。
また、安全をとって16科目全てを勉強するのも学習効率の観点から現実的ではありません。
国家一般職の専門科目試験の合格は満点を取らなくても 6〜7割程度が合格ラインと言われています。そのため、16科目を以下のように仕分けし、科目に優先度をつけて勉強を進めると効果的です。
優先度の4つの分類
分類 | 分類の概念 | 科目数の目安 |
メイン科目 | ・主要6科目などの最優先で対策する ・確実に得点すべき科目 | 6 |
サブ科目 | ・対策科目に比べて自分の得意科目や対策のしやすさから選択できる | 2 |
保険科目 | ・リスクヘッジつまり保険として対策する科目 ・本番で対策科目やサブ対策科目の難易度が高い場合に代わりに解答する | 3 |
捨て科目 | ・対策しない科目 | 5 |
(※あくまでも目安数であり参考値となります)
受験勉強は限られた時間の中でいかに効率よく勉強を進めていき、学習した内容を得点に繋げられるかを考えた勉強方法・戦略が必要です。
よって、勉強する科目の優先順位、または捨て科目として勉強しない科目を決めて効率よく勉強を進めていくことが重要となってきます。
それでは、専門科目選択についてみていきます。
併願先と重なる&出題数の多い専門科目を最優先する
まずは、併願先と重なる&出題数の多い専門科目を当日解答する科目として優先してください!
公務員試験の場合、特別な事情を除いてはほぼ全ての人が他の試験種別と併願します。併願平均数としては3つ〜6つがボリュームゾーンのようですが、それ以上の併願をする人もいます。
その場合、公務員試験の試験種別によって課される専門科目が異なるため、国家一般職の専門科目だけをみて科目の絞り込みを行うのは学習効率の観点からオススメできません。
以下は、国家一般職とその他の試験種別で課される専門科目の一覧です。
(※TACのHPより抜粋)
国家一般職試験の受験者であれば、併願先として多いのは特別区Ⅰ類、東京都、地方上級、市役所といった試験種別です。
また、国家一般職以外の試験種別は解答数に対して出題数の少ない科目を選択してしまうと、より多くの科目を勉強しなければならないため、併願先の科目と合わせて出題数の多い科目を選ぶようにしましょう。
上記の表より、国家一般職と他の試験種別を併願受験する場合、メイン科目(赤文字)とサブ科目(青文字)の選択科目は必然的に以下の科目に絞られていきます。
メイン・サブ科目候補
- 法律系:憲法、民法(物権・総則)、民法(債権・親族及び相続)、行政法
- 経済系:ミクロ経済学、マクロ経済学、財政学・経済事情
- 政治系:政治学、行政学、(国際関係)
- その他:経営学
(※その他の専門職併願の場合は対応表を参考にご確認ください)
基本は赤文字の6科目をメインとして設定し、青文字から2科目をサブ科目、2科目を保険科目として設定すれば併願先科目や出題数の観点から問題はありません。
ですが、あくまでも第一志望が国家一般職である場合、他の科目をメインやサブ科目にしたほうが有利な場合もあります。
それが次にあげる「得意科目を優先する」という方法です。
得意な専門科目を優先する
メイン6科目は併願先科目との兼ね合いもあり、優先順位を下げることはオススメしません。
代わりに、「得意科目をサブ2科目に設定する」という決定方法もあります。
例えば、国家一般職の英語(基礎)は大学入学共通テストレベルの試験難易度です。普段から英語を勉強している人や、英語が得意な人は英語をサブ科目にした方が確実に得点につながります。
同じ理屈で、心理学部の人であれば心理学を、教育学部の人であれば教育学が他の科目よりも事前知識や大学での勉強中ということもあり、他の科目よりも勉強しやすく得点しやすい傾向にあります。
(例)英語が得意な教育学部生で地方上級(全国)併願の場合
- メイン6科目:憲法、民法(物権・総則)、民法(債権・親族及び相続)、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学
- サブ2科目:英語(基礎)、教育学
- 保険2科目:英語(一般)、行政学
メイン科目については主要6科目と言われる赤文字の「憲法、民法(物権・総則)、民法(債権・親族及び相続)、行政法、ミクロ経済学、マクロ経済学」でほぼ確定の人が多いですが、サブ科目・保険科目を何にするのかはご自身の得意・不得意、またこのあと紹介する各科目の特徴や学習のポイントを参考に検討していただければと思います。
捨て科目を決める
メインどころの科目は把握できました。捨てる科目についてはどうすればいいでしょうか?
メイン・サブ科目から落ちた8科目のうちから5科目程度を選べばいいよ!
例えば先程の地方上級試験と併願する場合、併願科目として設置のない「英語(基礎)、英語(一般)、教育学・心理学」の4科目は捨て科目になる可能性が非常に高いですよね?
で、あと1科目何を捨てよう・・・
また先程の英語が得意で教育学専攻の学生の場合は、「政治学、行政学、社会学、国際関係、経営学、心理学」あたりが捨て科目候補として上がってきます。
捨て科目の基準はこの後の各科目特徴&各科目の勉強法も参考にしつつ、より詳しい科目の捨て方については、「国家一般職の捨て科目はどう決める?効率的な学習計画で合格を勝ち取る3つのステップ!」の記事を参考に検討してみてください。
勉強方法③ 国家一般職の専門科目の各科目特徴を把握する
そもそも各科目がどんな学問なのかイメージが湧きません。
初見科目はイメージがつかないと勉強しづらいですし、科目の優先順位など勉強方法・戦略も立てづらいですよね。
各専門科目の勉強方法のポイントは次の章で詳しく解説しますので、ここではざっと科目のイメージをつかんでいただければOKです。
法律系科目
憲法
メイン科目 難易度:低〜中
選択科目:全ての公務員試験種別で出題されるのがこの憲法です。どうして全ての試験種別で憲法が出題されるのか?それは以下の憲法の条文に理由があります。
これは「憲法尊重擁護義務」といい、公務員は権力側の人間だから、憲法をきちんと守りましょうという条文です。あらゆる公務員は憲法に従うことが要求されるんですね。
憲法は小学校や中学校でも習いますので、他の法律分野に比べて馴染みがあって理解しやすく、全公法の根幹となるものなので他の公法を学ぶ前に理解しておきたい科目です。
<公法と私法とは?>
公法とは、国・地方公共団体同士の関係や、国・地方公共団体と個人との関係を規律する法律のことをいい、憲法や、刑法、訴訟法等がこれにあたります。 一方、私法とは、個人同士の関係を規律する法律のことをいい、民法や商法がこれにあたります。
- 【人権総論】法の下の平等など人権全体に共通する内容
- 【精神的自由】表現の自由など精神的に自由に関する内容
- 【経済的自由/人身の自由】職業選択の自由や刑事手続に関する内容
- 【参政権/社会権】選挙権や社会権に関する内容
- 【国会】国会や国会議員に関する内容
- 【内閣】内閣や、内閣総理大臣、国務大臣に関する内容
- 【裁判所】裁判所や、司法権の独立、違憲審査権に関する内容
- 【財政/地方自治】財政や地方自治に関する内容
(※アガルートHPより)
民法
メイン科目 難易度:高
選択科目:民法もほぼ全ての試験種別で出題される科目です。憲法同様さまざまな法律の基礎となっており、「民法を制する者は法学を制する」と言われるほど法学を学ぶ上では重要な法律です。
商法や労働法、国家賠償法は民法の特別法に当たりますし、行政法も民法の概念を多く借用しています。
ただ憲法とは違い、意味不明な言葉や難しい言葉のオンパレードで読んでも何を言っているかわからず受験生にとっては難解な科目と言われています。
(※e-GOV 法令検索より)
- 【総則】民法全体に共通して問題になる事柄(民法以外の法律でも適用されることが多い)
- 【物権】物(不動産・動産)に対してどのような権利が認められるのか
- 【担保物権】債権回収のために物を利用する場合の法律関係
- 【債権総論】人に対してとのような権利が認められるのか
- 【債権各論】契約をめぐる法律関係
- 【家族法】家族間の法律問題
(※アガルートHPより)
行政法
メイン科目 難易度:低〜中
選択科目:行政法も必須解答か選択解答かの違いはあっても、ほぼ全ての試験種別で出題される科目です。ですが、憲法が憲法典、民法が民法典を元にした法令であるのに対し、「行政法」という法律は存在しません。
試験科目である行政法は、日本で施行されている行政権と国民の関係を規律したさまざまな法規(情報公開法、地方自治法、国家賠償法、行政代執行法など多数)の寄せ集め科目なのです。
そのため、統一感のないバラバラな法律法令をそれぞれに覚えていく科目になり、概念も用語も四方八方に飛んでいるので受験生にとってはとっつきの悪い科目と言われていますが、難易度は低めのため勉強の結果が出やすい科目でもあります。
- 【組織法】国家行政組織法、内閣法、地方自治法など、行政の組織に関する分野
- 【作用法】行政手続法、行政代執行法、個人情報保護法など、行政の活動に関する分野
- 【救済法】行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法など、行政の活動によって被害を被った国民を救済する方法に関する分野
(※アガルートHPより)
経済系科目
マクロ経済学
メイン科目 難易度:中〜高
選択科目:マクロ経済学とは「国単位などより広い視点から財市場・貨幣市場・労働市場を分析する学問」であり、国内総生産(GDP)、失業率、インフレーション率、貨幣供給量などの大規模な経済指標を分析し、その動向や影響要因を調査するものです。
経済学は数的処理と同じく数学のイメージがあり、聞いただけで苦手意識を持つ人の多い科目ですが、その要因として難しく感じる経済用語と計算があります。
ただ、言葉と計算ルールさえ暗記してしまえば対応は可能で、受験生にとっては勉強の開始時は難しく感じても、最終的には得点源にできる科目と言われています。
ミクロとマクロの違い
「ミクロ」は個別の、細部に注目した視点を示し、具体的な個々の事象や詳細を研究する時に使われます。 「マクロ」は全体的な、広範囲にわたる視点を示し、全体像や全般的な動向を研究する際に使われます。
- 【国民所得理論】GDPなどの国民経済計算と所得と消費、生産の3つを分析する45度線分析を学びます。
- 【IS-LM分析】IS-LM分析とは、45度線分析の分析対象に貨幣市場を加えたものです。利子率の高低により、貨幣に対する需要が変化することを考慮したものになっています。
- 【AD-AS分析】AD-AS分析は、IS-LM分析に労働市場を取り入れたものになります。物価変動に着目し、物価変動がもたらす需給への影響を学びます。
- 【経済変動理論】様々な理論を基に、どのようにすれば望ましい経済成長を達成できるのかについて学びます。
- 【国際マクロ経済学】海外との貿易や投資まで考慮し、マクロ経済の動きを分析します。為替レートの上下により、これまで分析した財市場・金融市場がどのような影響を受けるのかを考えます。
(※アガルートHPより)
ミクロ経済学
メイン科目 難易度:中〜高
選択科目:ミクロ経済学とは「消費者や生産者などの個人ががどのような意思決定、行動をとるのが最適なのかを考える学問」であり、具体的には、消費者がどのような行動をとるのか、また、企業がヒト・モノ・カネなどの限られた資源をどのように使い、どう商品を販売していくのかなどを調査します。
マクロ経済学同様、数学的要素から苦手意識を持つ受験生が多いですが、高度な計算は要求されず四則演算ができればよく、得点源になる科目と言われています。
四則演算とは?
加算(足し算)、減算(引き算)、乗算(掛け算)、除算(割り算)の4つ
- 【消費者理論】消費者がどの財をどの程度消費すると満足度が高まるのかを考えます。
- 【生産者理論(完全競争)】生産者の立場から、どれだけ生産すれば一番利益が出るのかを考えます。しかし、独占や数社で市場を独占する寡占などケースを除いた完全競争のみに絞っています。
- 【生産者理論(不完全競争)】独占や寡占のケースを考えます。
- 【市場理論】少し視点を広げて市場に着目した分析を行います。
- 【パレート最適と市場の失敗】市場のメカニズムが機能しない場合にどうすればいいのかを考えます。
- 【ミクロ貿易論】比較優位論などの貿易に関する理論を学びます。より広い視点での分析はマクロ経済学で行われています。
(※アガルートHPより)
財政学・経済事情
サブ科目 難易度:低
選択科目:財政学は学問なので対象範囲が多岐にわたりますが、「国や地方公共団体の経済活動を研究対象とする社会科学の一部門」であり、政府の経済活動に伴う資金の出入りのことです。
イメージが湧かないと思うので、出題分野をみてみましょう。
- 【政府部門と財政制度】日本における政府の構造、租税制度、予算制度などを扱い、日本の現状について理解を深めます。
- 【政府の政策に関する評価・経済的影響】公共財(公園、消防、警察など)や公共サービス、租税などを扱い、どのような政策が考えられるか学びます。
- 【政策決定過程の問題】政策決定を行い、実行する政府の問題について考えます。政治学や行政学の内容とも関わりがあり、多くの行動主体について分析します。
(※アガルートHPより)
公務員試験の財政学はマクロ経済学とミクロ経済学と半分程度内容が被っており、その意味で勉強の負担は他の科目の1/2です。
勉強量が多くなく直前期に始めても十分に間に合う、かつ他の科目と出題数は変わらないためサブ科目としておすすめの科目となります。
行政系科目
政治学
サブ科目 難易度:中
選択科目:一部の専門職試験を除き多くの試験種別で出題される科目のため、財政学と合わせてサブ科目として設定する受験生が多い科目となります。
政治学は「政治の成り立ちや構造、適切な政治運営について学ぶ」学問です。勉強範囲が行政学に比べて広いですが、難易度的には変わらないので政治学と行政学で選択に迷った場合は内容の好き嫌いで判断してOKです。
- 政治学の基礎
- 政治制度
- 政治の動態
- 政治の意識と行動
- 政治の思想
- 政治の理論
- 政治の歴史
(※アガルートHPより)
行政学
サブ科目・保険科目 難易度:中〜高
選択科目:こちらも政治学同様、専門職試験を除き、地方上級(全国型)では必須解答の科目となるためサブ科目として設定する傾向にある科目となります。
ただし、出題分野が広く勉強内容も非常に広範囲なうえ、国家一般職では広く深い知識が求められるので難易度が高めなために保険科目としても良いでしょう。
行政学は「政府の仕組みや動き、組織、制作などの行政組織の運営方法について学ぶ」学問で、公務員は行政に関わる職種のため受験科目として選択はしなくとも知っておかなければならない科目ではあります。
- 行政の組織
- 行政の管理
- 行政の活動と統制
- 地方の行政
- 行政学の理論
(※アガルートHPより)
国際関係
選択科目:捨て科目 難易度:高(安定しない)
行政科目の中では一番難易度が高いと言われているため、外務専門職が第一志望でない限りは選択する人がほぼいない科目となります。
英語(一般)、心理学、教育学同様に捨て科目としてもいいでしょう。
- 近代・現代における国際政治史
- 近代・現代における日本外交史
- 国際経済
- 国際機構
- 条約
- 国際関係理論
- 地域紛争
(※アガルートHPより)
社会学
選択科目:保険・捨て科目 難易度:低(安定しない)
地方上級(全国型・関東型)での出題がないため、選択科目からは外されることの多い科目となります。また、社会学特有の漠然とした内容から浅く広くの知識が求められるために学習効率的にも敬遠される科目となります。
- 社会集団
- 都市・階級・労働
- 逸脱・文化・マスコミ
- 社会的構造と社会変動
- 心理・行為・相互行為
- 社会学史と現代社会
- 社会調査
(※アガルートHPより)
その他科目
経営学
サブ科目・保険科目 難易度:中
選択科目:経営学は行政系の政治学・行政学と同じく他の試験職種でも出題されるために、選択科目の1つとして検討する受験生が多い科目となります。
経営学は「企業や組織を管理・運営するための手法を研究する学問」で、具体的には企業を効果的に成長させることを研究の対象としています。
出題分野は非常に幅広いものの勉強すれば得点しやすい科目のために、すぐに捨て科目として判断せず、他の科目と見比べながらサブ科目や保険科目として検討するのも良いでしょう。
- 経営学説
- 経営組織
- 経営戦略論
- 経営学各論
- 現代企業の経営
(※資格のライトHPより)
英語(基礎・一般)
捨て科目 難易度:中〜高
選択科目:英語は一部の専門職を除いてほぼ他の試験職種では出題がないため、選択科目として設定する受験生は少ないです。
ただし、英語がとても得意な場合はメインやサブ科目に持ってくることもできますし、他の科目を優先して当日の回避科目である保険科目として設定することもできます。
英語の難易度は以下
大学入学共通テスト程度あるいは少し難しいレベル。教養試験より高いレベルが求められる。TOEIC600点程度・英検2級程度・大学入学共通テスト150点程度が目安。
大学入学共通テスト以上・帰国子女レベル。TOEIC800点程度・英検準1級以上・大学入学共通テスト180点程度が目安。
(※資格のライトHPより)
心理学、教育学
捨て科目 難易度:中
選択科目:こちらも国家一般職特有の専門科目となりますので、選択科目として設定する受験生はほとんどいません。
しかしながら第2章でも記載した通り、現在該当の学部に通っているなどの場合、試験難易度は高くないため他の科目よりも得点しやすいことから、検討して良い科目となります。
認知心理学・発達心理学・社会心理学・臨床心理学
教育史・教育社会学・教育法規・生涯学習・教育方法学
(※資格のライトHPより)
お腹いっぱいです〜。。。
長々とお付き合いいただき、ありがとうございました!でもここから、さらに各科目の勉強方法についても解説していくのでしっかりとついてきてくださいね。
勉強方法④ 国家一般職の専門科目の科目別学習ポイントを理解する
先ほどは専門科目の各科目別特徴を確認しましたが、ここからは各科目の勉強方法のポイントを解説していきます。内容は以下の3点にまとめました。
- 出題傾向(過去の出題分析)
- 頻出分野
- 勉強方法のポイント
それでは早速見ていきましょう!
法律系科目
憲法
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
国会
表現の自由、内閣、裁判所
勉強方法のポイント
- 頻出テーマはあるものの、必ずしもそのテーマとは限らず浅く広く学習が必要
- 人権は判例の理由、統治は条文にある制度内容や数字まで整理して暗記する
- 馴染みのある科目のため、すぐに「過去問を読む→テキストで復習→過去問を解く」で知識の徹底を!
民法
出題傾向・出題分析
【民法Ⅰ:民法(物権・総則)】
【民法Ⅱ:債権・親族及び相続】
(※資格のライトHPより)
総則その他、抵当権、相続法
担保物件その他、法律行為
勉強方法のポイント
- 頻出テーマはあるものの、必ずしもそのテーマとは限らず浅く広く学習が必要
- 民法は全ての分野が有機的に繋がっているため、分野ごとに勉強するのではなく「先ずは全体像を一気に掴む」ことが重要
- 難易度が高くとっつきにくい科目だからこそ、「まずは過去問を読む」→講義を聞く(参考書を読む)→過去問を解く
行政法
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
国家賠償法
取消訴訟の訴えの利益、取消訴訟処分性、行政不服審査法
勉強方法のポイント
- 難易度が低く、憲法や民法のように複雑ではなく単純な用語の意味が出題されるので、基礎的なキーワードを中心に知識の定着を
- 判例のキーワードを知っていれば解ける問題が多いので、ひたすらに判例のキーワードを暗記!
- 出題パターンが決まっているので、過去問で頻出問題を何度も読む→解くを繰り返そう
経済系科目
マクロ経済学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
IS-LM
消費理論、新古典派経済成長、経済成長その他、45度線
勉強方法のポイント
- 頻出論点がはっきりしているので、広範囲に勉強せず頻出分野をとにかく重視する
- 四則計算とグラフ問題が中心のため、計算演習は必須。グラフは暗記では対応できないので自分でグラフを何度も書いて練習を!
- テキストや問題集でインプット→問題集を解く→過去問を繰り返す
ミクロ経済学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
消費者の行動最大化
価格弾力性、長期の企業行動、ゲーム理論
勉強方法のポイント
- 広範囲に勉強せず頻出分野をとにかく重視し、余力があれば他の分野に着手する
- 基本的な四則計算が中心なので、解き切れるまで丁寧に理解する
- マクロ経済学同様、テキストや問題集でインプット→問題集を解く→過去問を繰り返す
財政学・経済事情
出題傾向・出題分析
【財政学】
【経済事情】
- 財政学:予算の原則と制度、日本の財政事情
- 経済事情:世界経済の動き
経済事情:経済成長率
勉強方法のポイント
- 財政制度は財政学全体の基礎&頻出事項が詰まっているので一番先に着手する
- 時事問題は必ず1問出題されるので、教養の時事本を使って対策を
- ミクロマクロ経済学と内容重複し、暗記中心であるため「過去問だけで十分」
行政系科目
政治学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
デモクラシーの理論
議会制度、選挙制度、政党、各国の政治制度、戦後日本史、市民革命期以降の政治思想
勉強方法のポイント
- 頻出分野に絞るのは危険。頻出分野は有るものの分野は安定しないので満遍なく知識が必要
- 分量は多いが深い理解は不要、過去問を繰り返して問題をみてすぐに解けるくらい暗記の徹底を
- 暗記中心のため「過去問だけで十分」
行政学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
なし
日本の行政改革、政策過程の理論
勉強方法のポイント
- これといった頻出テーマがなために、どの分野も一定レベルの理解と暗記が必要
- 特定の論点を掘り下げる出題もあるので詳細部分までチェックを
- 暗記中心のため「過去問だけで十分」だが、過去問を完璧に
国際関係
出題傾向・出題分析
工事中のため後日掲載
なし
国際関係史、安全保障、国際機構
勉強方法のポイント
- 日本語での出題が4問、英文に関する問題が1問のため英語力も必須(英文は解かないという選択も可)
- 世界史の基礎知識が必要
- 過去問を中心に回せばOKだが、時事問題も出題されるので最新の情報取集も合わせて行うこと
社会学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
社会学史
社会変動、集団
勉強方法のポイント
- 人物名の入れ替えや論説の入れ替えなど間違い探し要素の強い問題なので、問題文を注意深く確認
- 難解な問題は飛ばし、基礎〜標準問題の繰り返しで知識の徹底を
- 暗記中心のため「過去問で十分」
その他科目
経営学
出題傾向・出題分析
(※資格のライトHPより)
生産と技術、国際経営、組織形態
動機づけ論、イノベーション・マネジメント
勉強方法のポイント
- 頻出テーマはあるものの、必ずしもそのテーマとは限らず浅く広く学習が必要
- 詳細な知識が問われるため暗記が必須
- テキストや過去問を中心に回せばOK
英語(基礎・一般)
出題傾向・出題分析
工事中のため後日掲載
特になし。さまざまなジャンルより出題。
勉強方法のポイント
- 内容把握で5問出題されることを念頭におく
- 英検準1級〜1級のレベルを目安に勉強を
心理学
出題傾向・出題分析
工事中のため後日掲載
特になし。さまざまなジャンルより出題。
勉強方法のポイント
- 一般心理学から2問、応用心理学から3問の出題されることを念頭に
- 基礎〜標準問題で構成されているので暗記を中心に勉強する
- テキストや過去問を中心に回せばOK
教育学
出題傾向・出題分析
西洋教育史、教育社会学、教育理論、人権・生涯学習、教育法規
日本教育史、教育指導要領、教育時事
勉強方法のポイント
- 標準的な問題で構成されているので暗記を中心に勉強する
- テキストや過去問を中心に回せばOK
- 教育時事関連は、教員試験の問題も参考に確認しておく
勉強方法⑤ 国家一般職の専門科目の勉強計画を立てる
専門科目の各科目特徴、勉強のポイントを理解した上で、いよいよ専門科目の勉強計画を組み立てていきましょう。勉強計画を組み立てることは、勉強方法の最終段階。
受験生の方からよく上がる以下の3つの質問を軸に解説しますね!
いつから国家一般職の専門科目の勉強をスタートさせるか?
国家一般職試験の専門科目の準備っていつから始めればいいですか?
国家一般職としては時間にして1,000時間〜1,200時間、期間にして1年半必要ですよ!
国家一般職試験の準備は一般的に1年半前からスタートすることが多いです。その中でも、国家一般職は専門科目だけでなく教養試験や一般論文試験、官庁訪問や面接練習もあるのでそれぞれをいつから着手すればいいのかという質問は大変多いです。
結論として、国家一般職の専門試験の勉強方法を立てる場合は、準備開始時の1年半前からスタートしてください。以下はオンライン予備校のアガルートの国家一般職・地方上級向けのカリキュラムですが、予備校でも試験の1年半前からカリキュラムを組み立てています。
国家一般職の準備スタートと同時に専門科目もスタートし、勉強方法を組み立てていきましょう。専門科目を含めた国家一般職の勉強時間や勉強スケジュールが知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。
- 国家一般職の勉強時間はどのくらい?必要な勉強時間数への理解と効率的な時間活用の4つの鍵が合格の決め手!
- 国家一般職の勉強スケジュールを立てる4つのポイント!1年半で合格する年間計画から科目別の優先度までを解説!
専門科目はどの科目から優先的に着手するか?
どの専門科目から着手すればいいですか?
得意不得意や選択科目に違いがあるので正解はないですが、以下を参考にしてみてください!
こちらも受験生からよく上がってくる質問ですね。ここでは受験生のスタンダードであるメイン科目・サブ科目を法律・経済系科目とし、行政系科目を保険科目とした場合について解説します。
分野別の優先順位
理由は、法律系の科目が圧倒的に暗記することが多いからです。特に、何言ってるかわからない民法にはほぼ全ての受験生が苦戦します。
メイン科目でありかつ膨大な学習量、加えて繰り返しやらないと定着しない暗記問題が中心となるため、もしどの分野から着手するか迷った場合は迷わず法律系分野から始めるといいでしょう。
法律系科目の優先順位
憲法と民法はどちらを優先しても構わないのですが、憲法は全ての法律の基礎でありまた、憲法のほうが馴染みがあって取り組みやすい点から、まずは憲法に着手することをお勧めします。
行政法は憲法の統治機構をベースにしており、民法の概念を流用していることから、憲法・民法を勉強した後に着手すると良いです。
経済系科目の優先順位
マクロ経済学とミクロ経済学は内容的な繋がりはないためどちらを優先しても構わないのですが、マクロ経済学の方が計算や理論暗記のバランスがよく、ミクロ経済学よりはとっつきやすいという理由からマクロ経済学を優先する受験生が多いようです。
財政学については経済学の知識を前提としている分野が多いため、経済学が終わってから着手しましょう。
行政系科目の優先順位
どの科目を優先してもOKです。基本的には法律系・経済系科目がメイン科目になるので、主要6科目の学習が終わった後から学習を進めていきましょう。
過去問はいつ頃から始めれば良いか?
過去問はいつから始めればいいですか?
結論!各科目の勉強開始の一番初めに着手してください!
大学受験をしっかりやってきた人ほど、過去問の着手時期が遅れる傾向になるので気をつけてください。大学受験であれば各大学の赤本に着手する一番いい時期は高校3年生の8月下旬となります(もちろんそれまでにどんな問題が出るのかは早めに確認します)。
一通り授業やテキストでのインプットが終わり、問題集で応用問題に取り組み、最終段階として着手するのが過去問(赤本)ですが、国家一般職をはじめとする公務員試験ではこの流れを踏みません。
国家一般職の特に専門科目の勉強方法として過去問に取り組むには、以下の流れで着手してください!
どうしてこの順序なんですか?
公務員試験の目的は本試験で正解に辿り着くことです。膨大な出題範囲から頻出分野を知り、どのような形式で問われるかをまず把握するためには過去問が一番の情報源です!
一番初めにお伝えしましたが、国家一般職の専門科目の勉強方法は戦略が全てです。頻出でもない問題に延々と時間を使っている余裕はありません。
したがって、まずは過去問で「頻出分野」「頻出問題の形式」を把握し、その分野から優先的に勉強を進めていく必要があります。
最初は解かなくて構いませんので、とにかくスピード感を重視して「過去問を読み」、講義やテキストで内容を復習したら「過去問を解く」を繰り返して知識の定着を図りましょう!
国家一般職 専門科目の勉強方法を進める上で注意しておきたいこと3つ
ここまで国家一般職の専門科目の勉強方法についてお話ししてきましたが、これからの受験勉強は長い道のりになるので、専門科目の勉強方法を進める上での心構えについて説明させてください。
どれもシンプルですし、これまでに聞いたことがある項目ですが、わかってはいるけどついつい受験生がしてしまう注意点を3点あげてみました。
- 配点比率の高い専門科目の対策に注力しすぎ他の試験の対策が後手に回る(間に合わない)
- 定期的な勉強方法の見直しや模試分析をしない結果、改善点が発見できず試験対策が後手に回る(間に合わない)
- 一人でなんとかしようとして時間をロスする(間に合わない)
結局最終的には、「対策が間に合わなかった」が一番の受験生あるあるではないでしょうか?あなたも既に経験済みですよね?
だから、受験勉強には「勉強方法・戦略」が全てと言えるのです。ぜひ、「対策が間に合わなかった」ということにならないためにも、さらっと目を通していただければと思います。
専門科目の勉強だけに没頭しない
国家一般職の専門科目は勉強方法①の章でも確認したように、配点比率が4/9と高く、教養試験の2倍となっています。そのため絶対に落とせない試験であり、難易度も高いため勉強の優先度を最大に上げる必要のある科目であることに変わりはありません。
ですが、言うまでもなく教養科目も一般論文試験もあれば、官庁訪問のためのリサーチも複数官庁分必要ですし、面接の練習も欠かせません。
とにかく国家一般職の試験はやることが膨大なんです。
今回は国家一般職の中でも専門科目を中心とした勉強方法について解説してきたのですが、教養科目・官庁訪問・2時面接についても同じようにあなたなりの勉強方法を組み立て総合的に組み合わせていく必要があります。
以下はオンライン予備校のアガルートが出しているカリキュラムスケジュールですが、このようなスケジュールを参考にしながら専門科目だけに時間を割きすぎないあなたなりの勉強計画をぜひ作ってみてくださいね!
※合わせて<国家一般職の教養科目に関する勉強方法はこちらの記事(作成中)>も参考にしてください。
【重要】勉強途中で勉強方法の振り返りと修正が必要
ひとまず勉強の戦略を立てたら、その戦略にそってまずは受験勉強を始めましょう!
ですが、選択した専門科目をそのまま進めていいのか、今の勉強方法に修正はないかの定期的な振り返りは絶対と言っていいほどやってほしいことです。
勉強方法の振り返りが必要な理由
- そもそも「やったつもり」になっていないか(実は時間が足りてない)
- 成果に繋がらないことをやっていないか(伸びない科目に固執する、不要なことをやる)
- 今のペースで試験本番に間に合うのか(スケジュール通りに進んでいるか)
正直、勉強方法の振り返りや模試の復習分析って面倒臭いのですよね。
しかしながら、もしこれらのことを全く振り返らずに最初に立てた戦略だけで突き進むと、改善すべき点が見当たらないまま試験当日を迎え残念な結果になる可能性が非常に高い。
受験指導経験から、最終的に結果を出す生徒さんは自分なりの「勉強計画と振り返りノート」を持っていることが多かったです。
振り返りの頻度はどのくらいですればいいですか?
目安ですが、1ヶ月に1回は簡単な棚卸し日を作る&模試が終わった直後が効果的です!
勉強方法に迷ったら一人で悩まずプロに相談する
迷ったらすぐに誰かに相談を!迷っている時間がもったいないです。
まずは自分自身で解決策を考えることは必要です。ですが、もし考えても迷う場合や答えが出ない場合は、迷わず頼れる先生やプロに相談することをオススメします。
これまで見てきたように、国家一般職の専門科目の勉強方法にはたくさんの迷いポイントが存在しています。
国家一般職 専門科目の勉強方法が難しいポイント
- そもそも試験難易度が高く成績を上げることが難しい
- 専門科目のメイン、サブ、保険、捨て科目の仕分けが難しい
- 専門科目に時間を取られて教養科目や一般論文、面接練習が後回しになりがち
これらを自己解決できるようであればそれはそれで全然構いませんが、有識者の先生や予備校の講師・スタッフに質問することで一瞬で解決することも多いです。
自分だけでなく他者の視点や経験を活かして解決し、是非限られた時間を効率よく使ってくださいね!
国家一般職の専門科目の勉強方法を実践し、効率的な学習で合格を勝ち取ろう!
ここまで、国家一般職の専門試験の勉強方法について5つの手順で解説してきました。再度、国家一般職の専門科目の勉強方法について記載しておきます。
国家一般職の専門科目は得点比率も高く試験難易度も高いため、多くの受験生が尻込みしがちですが、これまで説明してきた勉強方法の手順を一つ一つ丁寧にクリアしていただければ決して難しい試験ではありません。
心構えも忘れず、5つの勉強方法の手順を理解して勉強をスタートさせようと思います!
合格を分けるものは、限りある時間をどう効率的に使うかの「勉強方法・戦略」にかかってますよ!
他の受験生に打ち勝ち、限られた時間を有効活用するためには、戦略的な勉強方法と効率的な学習プロセスが不可欠です。
予備校を活用する場合はアガルートであれば、『プロ講師への質問』『専門スタッフへの相談』『最適なカリキュラム』など万全なフォロー体制で、専門科目だけでなく教養科目や面接についても不安なく合格に向けて一直線に進んでいくことができます。
入念な勉強方法と戦略を立て、勉強時間を効率的に使いながらぜひ合格を勝ち取ってくださいね!
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