国家一般職試験の難易度って、大学レベルや偏差値に置き換えるとどのくらいなんですか?
あくまでも目安ですが、行政職であれば偏差値は60~65で、大学レベルは早慶大の下位層・GMARCHだと上位層レベルですよ。
これから国家一般職合格に向けて受験勉強を始めようとしているあなた。国家一般職の試験難易度って大学レベルや偏差値に置き換えると一体どのくらいなんだろうと気になりますよね?
結論としては上の吹き出しにも記載した通り、国家一般職試験はなかなかの高難易度となっています。
私、そんな高い大学レベル出身でもないし偏差値もないので無理ですかね・・・
不安な気持ちは理解できますが、実際は官庁訪問や2次面接など大学レベルや偏差値では測れない試験内容もあるので、大学レベルや偏差値だけを見て私には無理だと諦める必要は全くありません!
- 国家一般職試験の試験難易度をまずは冷静に見極めること
- 人よりも学習のスタートを早く切ること
- 予備校のコンテンツをフル活用して効率よく学習すること
- 偏差値に関係のない官庁訪問・2次面接を徹底対策すること
受験準備をしっかりすれば偏差値に関係なく十分に合格することができると言われても、高い偏差値レベルまで自分一人で引き上げるのはなかなかに難しいですよね?そんな時は試験のノウハウと学習環境が整った予備校の活用が有効です。
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国家一般職試験の難易度を大学レベルと偏差値で例えると?
国家一般職の試験難易度が気になります。
気になりますよね。試験の難易度を知ることで、今の自分の立ち位置と合格までの開きを把握できるので、しっかり確認しておきましょう!
今のところ、国家一般職試験の難易度をはっきりと示しているデータは人事院から出されていないのですが、これまでの受験者の合格出身大学などからある程度の「目安」として大学レベルと偏差値の分析がされています。
以下で確認していきましょう。
公務員試験全体の難易度を大学レベルと偏差値で俯瞰して把握する
どうして公務員試験全体の難易度を俯瞰して確認しておくのですか?
それは、大抵の人は国家一般職受験だけではなくて、他の公務員試験も併願するのが普通だからですよ。
公務員試験では、「どうしても国家一般職でなくてはならない」という人は少数で、大半の方は「公務員になる」ということを第一目標に掲げています。
もちろんその中で国家一般職が第一希望だったりするわけですが、大学受験同様いくつも併願するのが通常で、公務員試験の場合の併願数は3~6つが平均値となります。
したがって、国家一般職試験の難易度を大学レベルや偏差値で確認することは必要ですが、合わせて他の公務員試験の難易度も確認しておく必要があるのです。
なるほど、納得です!
それでは、以下で公務員試験の難易度をざっくりと確認しておきましょう。
公務員試験種別と大学レベル・偏差値
国家一般職以外の公務員試験の難易度も確認してみて、どうでしょうか?
大卒であれば、地方中級や初級を受験することは基本的にはできないので、併願先としては市役所までの方が多いでしょう(警察官や教員は業務内容的に専門職に近いので)。
国家一般職だけでなく、他の試験種別の大学レベルや偏差値も把握しておくことで、併願も含めた公務員試験の全体像をつかんでおきましょう。
国家一般職試験の難易度を大学レベルと偏差値で把握する
先程の表で、国家一般職も(上位)と(その他)で大学レベルと偏差値が分かれていましたが、これはどういうことなんですか?
はい、実は国家一般職の中でも省庁による難易度の差というものがあるので、上位とその他に分けました。
国家一般職(上位レベル)
国家一般職の中でも人気の省庁というものがあります。例えば、花形の経済産業省、働きやすいと評判の特許庁や総務省などです。(※<人気・働きやすい省庁はこちらの記事>を参考にしてください)
公務員試験は資格試験ではなく採用試験ですから、民間で考えると人気の企業は選考基準も他の企業よりも厳しくなりますし、企業も優秀な人材を採用しますよね?
国家一般職試験も同じように、人気の省庁になるとより高い大学レベルと偏差値が求められます。
人気省庁ほど競争が激しく高いレベルが求められる。納得です。
よって、あなた自身が今またはこれから省庁分析をしていく中で、国家一般職の中でもどの省庁を希望するのかによって、引き上げなければならない大学レベルと偏差値が変わってきます。
希望省庁の大学レベルや偏差値が高いからといって諦める必要はありませんが、より厳しい戦いになるのでしっかりとした準備をしておく必要があります。
国家一般職(その他レベル)
先に紹介した人気官庁以外の官庁がここにあたります。
国家一般職試験のボリュームゾーンは「偏差値60~65、早慶大下位層、GMARCH上位層」となります。
特に国家一般職の行政区分を受験する人は同時に地方上級も併願することが多いので、併願状況を鑑みてもこのラインをしっかり攻めていきたいところです。
結論:国家一般職試験は旧帝大国公立・早慶GMARCH並みの大学レベルと偏差値が必要
以上、公務員試験全般から国家一般職試験の難易度を大学レベル・偏差値レベルで確認しましたが、なかなかに難易度の高い試験であるということが理解できるかと思います。
難易度が高いからこそ、改めて国家一般職を目指す理由を自分の中でしっかり考えたいと思います。
国家一般職試験を大学レベルや偏差値に置き換えて見た場合、大学受験の時と同じようにこれから早慶大やGMARCHレベルの試験を受けて合格までする気持ちで取り組む必要があります。
その覚悟ができないようであれば、残念ながら国家一般職の合格は厳しいと言えます。
そのためにも、あなたが国家一般職を目指す理由、国家一般職の中でもどの省庁を希望するのかなども含めてしっかりと確認しておきたいところですね。
国家一般職試験の難易度を合格大学出身レベルと受験者数・合格率から考察!
国家一般職試験のレベル感は理解できました。で、実際の受験者数や合格率ってどうなんでしょう・・・
試験の難易度を知るために、受験者数や合格率はとても重要な指標ですね!
大学受験で考えた場合、GMARCHレベルの学習をしたとします。偏差値レベルに大きな差はなくとも、選ぶ大学や学部によって受験者数や合格率が違うことで、試験の難易度は一気に変化します。
ここでは、国家一般職の受験者数と合格率、そして合格大学出身レベルから試験の難易度を紐解きます。
【合格難易度:中】国家一般職試験の受験者数、合格率について
ここではまずデータを紹介します。
こちらは人事院が出している2023年度の国家公務員採用一般職試験(大卒程度試験)実施状況となります。
こちらを行政区分のみ抽出して受験者数、合格率をまとめたのが下の表になります。
国家一般職 行政職 | 1次試験受験者数 | 1次試験合格者数 | 1次試験合格率 |
16,3128 | 9,125 | 55% | |
2次試験受験者数 | 2次試験合格者数 | 2次試験合格率 | |
8,106 | 6,476 | 79% | |
総受験者数 | 最終合格者数 | 最終合格率 | |
16,3128 | 6,476 | 39% |
比較のために、他の公務員試験種別についても参考として以下を紹介します。
公務員試験種別 | 受験者数 | 最終合格者数 | 合格率 |
国家一般職 行政職 | 16,3128 | 6,476 | 39% |
国税専門官 | 9,818 | 3,274 | 33% |
労働基準監督官 | 1,419 | 413 | 29% |
航空管制官 | 418 | 94 | 22% |
国家総合職 | 10,250 | 1,360 | 13% |
大阪府 行政職 | 1,158 | 147 | 12% |
国税専門官その他の専門職も国家一般職試験(行政職)と同等レベルの大学レベル・偏差値で難易度ですし、国家総合職に至っては試験難易度MAXですが、ご覧の通りの受験者数、合格者数、合格率です。
それに比べれば、国家一般職試験は努力が結果(合格)として結びつきやすい試験種別と言えます。
また、実は国家一般職試験は
- 採用予定者数が年々増加傾向
- 志願者(申込者)数が年々減少
という追い風もあり、受験者数や合格率から判断すると、試験難易度は高いものの、合格への難易度は他の公務員種別に比べると「中程度」と言えます。
※国家一般職の申込者数、採用人数の増加についてはこちらの記事をご参考ください。
国家一般職合格大学出身者ランキングと偏差値で難易度を確認
国家一般職の受験者がどの大学出身かを示すデータは公表されていないのですが、2022年に朝日新聞社のAERA大学ランキングから、「国家公務員試験合格者が多い大学ランキング」が発表され、その結果が以下となります。
このうち、上位10位の大学レベルを偏差値に置き換えると以下の表となります。
1位の岡山大学を筆頭に、中央大学・早稲田大学・明治大学・立命館大学と錚々たる国家一般職に合格する大学レベル、偏差値の大学が上位を独占しています。
このことから、やはり国家一般職試験は早慶大やGMARCHなどの難関国公立・私立大学レベル・偏差値が求められ、公務員試験としては試験難易度は高いと言えます。
一方で、7位の日本大学や14位の琉球大学、15位の北海学園大学のように決して難関大の大学レベル・偏差値ではなくとも合格しているよ!
このことから、国家一般職の試験は「難易度:高」ではあるものの、現状の大学レベルや偏差値が一定のレベルにないと合格できないわけではないので、しっかりと準備をしたもの勝ちということになります。
結論:国家一般職試験の試験レベルは「難易度:高」だが合格率が高めで狙いやすい
なんだか希望が見えてきました!
それはよかった!国家一般職はしっかりとした準備さえできれば合格しやすい試験なので、希望を胸に頑張りましょう!
ここまで見てきたように、様々な角度から見ても国家一般職の試験は決して易しくなく、むしろ公務員試験の中でも難易度が高い試験と言えます。
一方で、他の公務員試験種別に比べると合格率が高く努力が報われやすい試験種別と言えますし、実際に国家一般職試験に必要な大学レベル・偏差値ではない大学からも多くの合格者を輩出しています。
結論として、国家一般職試験の試験レベルは「難易度:高」だが、しっかりとした準備さえできれば合格率が高めで狙いやすいと言えます。
国家一般職合格に大学レベルと偏差値は関係があるのか?試験種別ごとに解説
努力で国家一般職の合格ができることはわかったのですが、やっぱり出身大学レベルとかって合格に影響するんじゃないですか・・・?
大学レベルが忖度されるってこと?それはないから安心してください!
努力で合格できるとわかっても、大学名で落とされたり合格しやすいといった誤った情報もあるので不安になることもあるかもしれませんが、そんなことはないので安心してください。
ここでは、大学レベルと偏差値が各試験種別にどんな影響があるのか、確認していきます。
1次試験:大学レベルと偏差値は関係「あり」
やっぱり関係あるんじゃないですか〜
それはそうです。1次試験は単純に「学力」試験です。学力が高い大学出身者の方が受かりやすいのは言うまでもありません。
1次試験は数的処理や英語、生物や世界史といった教養科目と、政治経済、法学・憲法・民法といった専門科目の2つで構成されています。
この教養科目とは国公立大学に進んでいる学生であれば既習のことが多いですし、難関私立大学の生徒であれば受験科目にはなくとも高校の間にガッツリ履修しているものです。
加えて、この後の章「国家一般職の大学レベル・偏差値の大学生はなぜ合格しやすいのか?」で説明しているのですが、国家一般職試験に合格する大学レベル・偏差値の学生はそもそも勉強の仕方が上手です。
したがって、初見の専門科目であっても習得のスピードや理解の深さはその他の大学の生徒よりも優っていると言えます。
結果として、1次試験の合格率は50%程度ですが、大学レベルや偏差値の高い大学出身者が合格しやすいと言えます。
官庁訪問:大学レベルと偏差値は関係「なし」
官庁訪問は、大学レベルによって忖度があるんじゃないですか?
出身大学レベルで選別されることはないので安心してください!
以下は、官庁訪問の際に提出する訪問カードと呼ばれるものです。訪問カードは人事院面接(二次試験)の面接カードと異なり、各官庁ごとにフォーマットが異なります。
どちらも出身大学を記載する欄が設けられています。
そのことから、「官庁訪問には学歴が影響する」と言われることもしばしばあります。確かに、「東京大学」と書いてあれば「おっ」とはなるかもしれません。
ですが、先程の「国家公務員試験合格者が多い大学ランキング」で見たように、実際に大学レベルや偏差値に関係なく合格者は多数出ているわけですから、出身大学レベルで官庁訪問内定が有利になるとも言えません。
官庁訪問では、その省庁に求められる人材であるかどうかを自分の言葉で説明できるか否かが全てです。
実際に、有名なYoutuberの方がFランク大学から国家一般職で働いていた経験を語っていたり、国家一般職で働いた経験のある方が同僚にFランク大学出身の人がいたことを紹介していたりもします。
官庁訪問に大学レベルや偏差値は関係ないので、余計な不安は持たなくて大丈夫です。
2次試験:大学レベルと偏差値は関係「なし」
2次試験はどうなんでしょう?大学レベルや偏差値は関係ありますか?
2次試験は人事院が実施しますが、こちらも出身大学レベルによる忖度はありません!
2次試験は人事院が行う面接試験となりますが、二次試験には先の訪問カードではなく、全員定型の「面接カード」を記載することになっています。
図を確認いただくとわかるのですが、面接カードにはそもそも学歴を記載する欄が設けられていません。また、面接官は面接中に学歴に関する質問をすることを禁止されています。
このことから、明確に2次試験では出身大学レベルによる選別は行われていないことがわかります。
2次試験も大学レベルや偏差値は関係ないので、余計な不安は持たなくて大丈夫です。
結論:国家一般職合格に大学レベルと偏差値は間接的に関係するが、準備次第でカバーできる!
結論として、国家一般職試験の合格に大学レベルや偏差値は直接的には関係ありません。大学名で試験が有利になったり不利になったりといったことはないので、安心して試験準備に取り掛かってください。
とはいえ、1次試験は学力試験のために大学レベルや偏差値が高い学生が有利なことはいうまでもないので、その点では間接的には関係があると言えます。
したがって、その部分をいかにカバーしていくかはあなたの準備次第となります。
合格ボリュームゾーンの大学レベルや偏差値でなくても合格者がいることは先に述べた通りです。あなたの準備次第でいくらでも合格は掴み取ることができますので、余計なことは気にせず準備に専念してください!
国家一般職の大学レベル・偏差値がなければ合格は難しいのか?
やっぱり国家一般職レベルに相応しい大学や偏差値がないと、合格は難しいですか?
最終的にはそのレベルまで引き上げることは必要です。ですが、あなたが現在どこの大学に行っていようが、偏差値がいくらであろうが関係ありません。
確かに先程の章でも確認したように、国家一般職の大学レベルや偏差値のある人にアドバンテージがあるのは事実です。その分、その人たちはこれまで一生懸命学習してきたわけですから。
ですが、あなたが今その大学レベルや偏差値でないからといって、不合格になる理由にはなりません。
実際に、早慶・GMARCHレベルではない大学レベルからでも合格を勝ち取っている先輩の声を確認してみてください!
【合格者の声】東洋大学出身者の声/大学偏差値42.5~57.5
【合格体験記】伊藤 美月さん
①合格・内定を獲得できた理由:毎日勉強を続けること
私は大学3年から4年になる春頃から勉強を始めましたが、文系出身であり、法学部や経済学部などでもなかったため、試験科目を勉強しきれるかとても不安でした。そのため、誰よりも勉強をしなければと思い、アルバイトや大学の授業で忙しい日でも、数時間だとしても毎日勉強するようにしていました。勉強をするのが嫌になることも多くありましたが、毎日の勉強時間の記録をつけ、可視化することで、自分は頑張っていると自分を励まし何度も踏ん張っていました。直前の模試もあまりよい判定ではありませんでしたが、毎日勉強を続けたことで受験した筆記試験はすべて合格することができました。
②私の勉強方法のポイント:過去問を解きまくる
私は試験直前期まで、「過去問解きまくり」という教材をずっと解いていました。勉強し始めの頃は、解きまくりの最初から最後まですべて通しで問題を解いていましたが、ある程度したら自分が何度も間違えた問題に付箋や印をつけ、それらを重点的に解くようにしていました。また、模試で出た問題にも同じように付箋や印をつけ、解くようにしていました。このおかげで、直前期でも効率よく勉強することができたのではないかと思います。特に地方上級試験は試験問題が出回っていないためどう勉強するのが良いのか不安でしたが、この勉強法で対応することができました。
LEC東京リーガルマインド 出身大学別 公務員合格体験記より
【合格者の声】龍谷大学出身者の声/大学偏差値40.0~55.0
【合格体験記】松本 航紀さん
①合格・内定を獲得できた理由:最後までやり遂げる力
公務員試験は長期戦です。周りの民間を受ける友人たちと比べて早く勉強を始めて、終わるのは遅いです。周りがどんどん就職先が決まっていく中で努力を続けることは、プレッシャーもあり、簡単ではなかったです。ですが、説明会などに積極的に参加することで、なぜ自分は公務員を目指したのか、どんなところで働きたいのかを意識して日々の勉強に取り組むことで、モチベーションを維持し、最後までやり遂げることができました。途中で折れそうになっても、初心に帰って努力できたことが合格できた理由だと思います。
②私の勉強方法のポイント:日々の努力
私が勉強するうえで最も大事だと考える点が、日々の小さな努力を積み重ねだと思います。直前期を除いて、私は学校生活に加えて、サークルやアルバイトなども積極的に行っていたことから、他の受験生に比べて、勉強時間をあまり確保できませんでした。そこで、私は毎日少しでも机に向かい、がむしゃらに量をこなすことよりも、質を高くすることを意識して勉強を続けました。結果的に、その積み重ねが合格につながったと考えています。
LEC東京リーガルマインド 出身大学別 公務員合格体験記より
結論:国家一般職の大学レベル・偏差値でなくても合格は可能!
ここでは2つの大学の合格者の声を紹介しましたが、どちらの大学も国家一般職試験に合格する大学レベル・偏差値のボリュームゾーンではありません。
しかしながら合格者の声にもあったように、
- 早い段階からの準備開始
- 勉強時間の確保と日々の積み重ね
- 国家一般職に合格するという決意
これらによって、大学レベルや偏差値のボリュームゾーンである他の受験者を押しのけて、合格を勝ち取っています。
人よりも不利な条件が見つかると、不安になったりチャレンジを諦めたくなる気持ちはわかりますが、いくらでも工夫次第でチャレンジできる環境は整っています。
道のりは決して楽ではないけれど、国家一般職合格に大学レベルや偏差値は関係ありません。
今からあなたができる全力を使って、諦めずに国家一般職合格に向けてチャレンジしてください!
国家一般職の大学レベル・偏差値の大学生はなぜ合格しやすいのか?
国家一般職は大学レベルや偏差値にかかわらず合格するっておっしゃいましたけど、でもやっぱり上位大学の合格者が多いですよね?
確かにランキング的に上位大学出身者が多いことは事実です。要因として以下の2点が挙げられます。
- 大学規模がそもそも大きいので、受験者数が元々多い
- そもそも国家一般職受験を希望している生徒が上位大学出身である(それ以外の大学出身者は地方公務員や市役所など、別種別の公務員試験を受験することが多い)
ですが、上位大学出身者が難関の国家一般職に合格するにはそれ以外に以下の3つの要素も大きいと考えます。
国家一般職に合格する3つの要素
もしあなたが国家一般職の大学レベル・偏差値レベルではない場合は以下の説明を参考にしていただけると、合格に近づくことができますのでご確認ください。
基礎学力が高く1次試験内容をすでに学習済みである
そもそもの学力に開きがあるじゃないですか・・・
開きは埋めればいいだけのことです!
これまでの学習に開きがあるのはある意味仕方がありません。裏を返せば、上位大学出身の学生たちはこれまで多大な時間を使って学力を伸ばしてきたのですから当然と言えば当然で、大きなアドバンテージになっています。
やはり、一度でも学習した科目や内容は新規で学習するものよりも、思い出したり身につけたりできるスピードが違います。
しかしこれは、埋められない開きではありません!
国家一般職試験の大学レベルや偏差値の学生と同じタイミングで学習をスタートすれば、あなたが負ける確率は高いですが、彼らが学習をスタートさせるタイミングよりも早く受験勉強をスタートさせて、その開きを埋めればいいのです。
これまでの経験から勉強の仕方が上手である
教育業界で長く勤めていると、勉強が上手な人と下手な人というのがいることに気づきます。
勉強の仕方が上手ってどういうことですか?
勉強の仕方が上手とは、インプット・アウトプットのやり方が上手で効率的に知識を身につけられるということですよ!
たくさんあるのですが、以下にいくつか具体例を書いてみました。
- 映像授業や講師の説明を聞きながらメモし、要点をまとめている
- 解答でない選択肢は何が間違っているかまで分析している
- 自分のわからない点を明確にしてから講師に質問する
- 短いスパンで復習を繰り返し、知識を忘れないようにしている
- テキストや問題集をとにかく書き込んで汚している
反対に、勉強の下手な生徒はメモは取らない、テキストを綺麗に使う、わからない点を深掘りしない、一度学習した内容は放置するなどとてももったいない勉強の仕方をしています。
よく誤解されるのは、とにかく問題を解くマシーンになればいいと考えられていることですが、実は違います。間違い箇所がわからずただただ回数を重ねても同じ問題ができるようにはなりません。
上にあげた5つを意識するだけでも国家一般職の大学レベルや偏差値レベルの学生に追いつくことができるので、ぜひ意識してやってみてくださいね。
学習習慣が身についており学習を継続できる
モチベーションが続きません・・・毎日勉強することができません・・・
国家一般職合格に限った事ではないですが、受験や合格の一番の鍵はモチベーションを切らす事なく、コンスタントに毎日勉強に取り組めるか?という事です。
効率的な勉強法や勉強の仕方を知っていても、勉強を継続できなければなんの意味もありません。ですが、この一番重要でシンプルなことがなかなか難しいのですよね。
上位大学レベルや偏差値の学生は、これまでの経験から学習習慣を自分のものにできた人ということができます。
これも一例ですが、
- 机の上以外の勉強時間を捻出している(スキマ時間の活用)
- 自宅以外の場所で勉強だけの空間を確保(時間の確保)
- SNS断ち(集中力の確保)
- モチベーションを切らさない工夫(ご褒美作戦など)
など、学習習慣の継続のための工夫を行える人が国家一般職に合格していきます。
あなたがこれまで学習習慣があまりなかったり、これから国家一般職合格に向けて動き出そうとしているのであれば、ぜひまずは学習習慣をつけることからオススメしたいです。
結論:地道な積み重ねができる者だけが国家一般職合格を手に入れる
結局、試行錯誤しながら地道に積み重ねられる人が合格するってことですね
その通り!
国家一般職に合格する大学レベルや偏差値の学生は、一部を除いてもともと頭がいいのではなくて、「頭がよくなる工夫を積み重ねてきた努力の人」だと私は思うんです。
絶対追いつけないハイパー頭脳集団は置いといたとして、努力と継続で勉強は大抵のことはなんとかなります。先にも書きましたが、現状で国家一般職の大学レベルと偏差値に開きがあったとしても、それはいくらでも追いつくことができます。
学習習慣、勉強の仕方を工夫して地道に一歩ずつ積み重ねていきましょう!
【国家一般職の大学レベル・偏差値がない方へ】国家一般職合格に向けた3つの学習対策!
あなたが国家一般職の大学レベル・偏差値帯の方であれば、これからの勉強時間や勉強スケジュールに関しては、以下の記事にまとめてありますのでこちらを参考にしてください。
そして、あなたがもし国家一般職の大学レベル・偏差値帯でない場合は、もちろん紹介した2つの記事はあとで確認して欲しいのですが、以下の3つの学習対策を迷わず選択してください。
とにかく学習のスタートを早くきる!
国家一般職試験合格のためには、基本的には以下の時間数と準備期間がかかります。
- 勉強時間:1,000〜1,200時間
- 勉強期間:約1年半
これまでの学力レベルやこれから確保できる勉強時間により、これらはもちろん人によって前後します。
しかしながら、国家一般職試験に必要な偏差値60に満たない場合は、これよりも早く学習のスタートを切って十分な準備期間を確保することが必要です。
実際、先ほど見た国家公務員試験合格者が多い大学ランキンぐ1位の岡山大学では、3年次に公務員コースの履修が可能となっていますし、そのほかの上位20位全ての大学で大学独自の公務員試験対策講座が設けられています。
15位の北海学園大学では、上位大学より先んじて2年生の10月より公務員試験対策講座が始まり、勉強期間としては1年半以上の期間を確保しています。
偏差値の開きは時間という物理的な量がないと埋まりません。
したがって、国家一般職の大学レベルや偏差値に届いていないなという場合は、とにかく早い学習のスタートを切ることです。
予備校のコンテンツをフル活用!
まだ時間が十分にあるので独学でも大丈夫ですか?
勉強期間の1年半を切ってしまったのですが、どうしたらいいでしょうか?
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勉強期間の1年半を切っている場合はもちろんのこと、勉強期間が十分に取れる場合でも独学は予備校をする場合に比べて1.5倍の勉強時間を見積もる必要があるためオススメしません。迷わず予備校の活用を選択してください。
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国家一般職の大学レベルや偏差値に追いつくためには勉強時間を増やすことに加え、効率よく学習を進めること、そしてモチベーションを切らさないことです。
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そして、官庁訪問対策・2次面接対策です。
この二つは国家一般職の大学レベル・偏差値の学生も初めての経験であり、スタートラインは全員一緒です。差がついていない分、徹底的に準備してアドバンテージを増やしたいところですね。
でも何から始めていいかわかりません・・・
官庁訪問も2次面接も準備は同時にしていきますが、特に官庁訪問は事前に入念な準備が必要ですね。
受験者の官庁訪問平均数は3つが多く、各官庁によって試験形態も異なるため、様々なバリエーションの面接対策が必要です。
大学レベルや偏差値にかかわらず、ここは官庁の分析や面接対策をいかに準備し、自分をアピールできるかが勝負です。
官庁訪問や二次面接対策の詳細はアガルートの以下の記事を参考にしてください。
国家一般職試験の大学レベルや偏差値に惑わされず、十分な準備で合格を勝ち取ろう!
ここまで、国家一般職試験の難易度を大学レベルと偏差値、受験者数と合格率、合格大学出身ランキングなどあらゆる角度から確認してきました。
最後に簡単にまとめておきます。
- 国家一般職試験の大学レベルは「旧帝大国公立・早慶GMARCH」、偏差値は「60~65」で試験難易度:高
- 受験者数に対する合格率は約40%で、合格難易度:中
- 合格者の多くが上位大学であるものの、中下位大学出身者も多数合格している
結論として、国家一般職試験そのものの難易度は決して低くはないですが、しっかりと事前準備をすれば大学レベルや偏差値に関係なく合格できる、努力が報われやすい試験種別と言えます。
不安が払拭されました!迷わず準備に取り掛かります!
事前準備が全てです。長い戦いになりますが、頑張ってください!
長い戦いには力強い味方と効率的な学習プロセスが不可欠です。
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入念な事前準備で勉強時間を有効利用し、ぜひ合格を勝ち取ってくださいね!
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